AI翻訳ってどうなんだろう。
ふと思った疑問。例えば、日本語→英語→日本語に翻訳するとしたら、元の日本語は変わっちゃうのだろうか。
(翻訳と慌てて書こうとすると時々ほんにゃくになる……。改めてドラえもんってすごいなぁと思う瞬間)
この疑問のきっかけは、冬の童話祭でメキシコの方が描かれていたことから。
日本語ネイティブじゃなさそうなことが書かれていたのです、プロフィールに。
だけど、書かれている文章はちゃんと日本語。でも、童話としてはなんとなく使わなさそうな日本語が多用されています。
もしや、翻訳機で翻訳されているのかなぁ……。
そうなると、原文だったらもっとちがう印象を受けるのかもしれない!
だからと言って、その方の文章を入れるわけにはいかないので、さっそく自分の文章で実験してみました。
今、書き直し中の「花柳村の猫」の冒頭に持ってこようと思っているもの。
【原文】
花柳村には幸せな、それはそれは幸せな、女房の猫がおりました。されど猫は今も哀しく、孤独を抱きて眠ります。
七日の後に見えるまでは、決して振り返ってはなりませぬ。
【英訳】
In the village of Hanayagi, there once lived a most fortunate creature—
a wife’s beloved cat, blessed beyond measure.
Yet even now the cat slumbers in sorrow,
cradling its loneliness in the dark.
Until the seventh night has passed and the vision appears,
you must never look back.
(完全に英語です! もう、ここですごい!!←ところどころ知らない単語があるというだけです……と思ってしまう私がいました。そこで、これをもう一度日本語へ翻訳)
【日本語訳】
花柳村には、かつてとても幸運な生き物――
女房に深く愛された、限りなく恵まれた猫が住んでおりました。
しかし今もなお、その猫は悲しみに沈み、
闇の中で孤独を抱きしめながら眠っております。
七つの夜が過ぎ、姿が現れるその時まで、
決して振り返ってはなりません。
(もう、原文の匂いはまったくありません。意味はおおよそ同じなので、あとは好みかな。そして、なぜか最初の猫表示が『生き物』になったところがちょっと不思議です。英訳からですが……)
ここで、コパイロットさんが、一つ提案してくれました。
この日本語訳を古語っぽくできると。
【古語へと変換】
花柳村には、かつて幸多き生きものが住みおりぬ。
女房に深く愛でられ、限りなく恵まれし猫にて候。
されど今もなお、その猫は悲しみに沈み、
闇の底にて孤独を抱きて眠りおる。
七つの夜過ぎゆき、姿あらわるるその時までは、
いかなることあれど、決して後ろを顧みてはなりませぬ。
(今になって気になるところは、顧みてって現代だったら意味が変わるんだけど、古語は同じ意味「動作として振り返る」でも使うの?……です)
そして、最後に思ったことは、
あぁ、翻訳ってその作者のことを本当に分かってもらってなかったら、全然違う雰囲気になっちゃうんだなぁということでした。
翻訳者ってすごいなぁ……でした。AI(今回は自動翻訳)だけでは表現しきれないことってやっぱりありますよね。
そして、英語を経由して翻訳すると日本語の『行間』『間』などの雰囲気がなくなり、はっきりとした表現になってしまい、最初の雰囲気とはかけ離れてしまうそう。コパイロットさん自身が自己を顧みていました。
だから、海外映画の邦題訳が全く違う意味の日本語が付けられるのと同じかもしれませんね。あと、だから、英語そのままも多いのかも。
……タートルズは直訳「亀たち」ですものね。ビートルズは「カブトムシたち」
これはさておき、少し調べて見ました。
「アナと雪の女王」→「Frozen」なんだかシャリシャリしてそうなお話に見えてきます。
「天使にラブソングを」→「SISTER ACT」修道女、行動す!って感じ、だけど確かにとも。
「ゼロ グラビティ」→「Gravity」原題だと思っていたのに、実は微妙に違ってた。
「カールじいさんの空飛ぶいえ」→「UP」これ、一番びっくりしました。「上へ」!?
雰囲気が全然違う。
カールおじさんだったら「ねぇ『上へ』見た?」な感じで喋るのかなぁ???
でも、海外の人達はこう思ってるんだよね。他に何か意味合いがつくのかな?
私が普段使っている日本語でさえ、同じ日本人同士でも読み取り次第で、ちょっとニュアンスが変わりますものね。言葉って面白いなぁと思いました。
参考サイト
https://honkienglish.com/titles/
「邦題と原題でタイトルが異なる映画を紹介 あの映画を英語にすると?」
ご興味があれば、どうぞ。たくさん載っていました。




