わたしは……2
私はあいの部屋を出て****の後について道を歩いていた。
(****じゃ読みにくいので皆さんは四つのコメなのでしこめと読んでください。以下しこめ)
あいの家を出て少したったころいきなり
バリバリバリバリ
という音がした。
「しまった!!あいつが目覚めてしまったか。やはり縄か何かで縛っておくべきだった」
しこめは焦りとためらいの狭間にいるような感じでその音を聞いてしゃべった。
「走れ!さすがにあの人格相手だと私では厳しい」
しこめにそう言われ私はしこめの後を走って追いかけた。
しかし、その途中私はなぜかしこめに突き飛ばされた。
その瞬間に私がいた場所に炎の球が通り抜けた。
それはコンクリートの塀にあたってコンクリートの壁を焦がしていた。
「くっ、さっそく刺客が来たか!!」
しこめは炎の球が飛んできた方向をみてイラついてそう言った。
暗闇から出てきたのは、小さな、そう本当に小さな赤いひよこだった。
「逃げ切れると思っていたのか」
しこめと同じようにそのひよこもしゃべった。
「どうもはじめましてエリ様。私の名前はとりおと申します。」
そのとりおと名乗るひよこは少し首を傾けたようにまるで人間のする礼のようなことをして私に挨拶をした。
しこめは尋ねた。
「なぜ貴様が出てくる。」
とりおは答えた。
「だってしょうがないじゃないかご主人様が言うんだから、たとえ取引に使われようとあの人は僕のご主人様だからね」
しこめは私に
「しかたないか、この道をひたすらまっすぐに行けすぐに助けが来るはずだ」
と言ったと同時にとりおに突っ込んでいった。
どうしようもない私は仕方なく暗闇の中を走りだした。
背後で爆発音やときどき聞こえるBAOという声を後ろにひたすら走った。
5分くらい走った瞬間私のすぐ後ろから
「エリ勝手に帰るなんてひどいじゃない」
とっさに後ろを振り向いた私が見たものは、空中に浮いてくすくす笑っているあいだった。
しかし、その表情は私が見たことのないあいの表情だった。
「じゃ、エリさっそくで悪いんだけど私と来てくれる」
そう聞こえた瞬間あいは私の背後にいて、私の首に手刀を入れようとしたその時。
「ヴォ゛ォ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛」
私の周りが何かによって照らされていた。
あいは光になのか分からないが叫び苦しんで気を失っていた。
そして私の前に一人の人影が現れてこう言った。
「なんとか間に合った 」
続く