0話 プロローグ
ここから本編開始です。
まあ、この話はプロローグなのでさらっと読み流してくださいませ。
『塞翁が馬』という故事成語を知っているだろうか?
昔の中国で落馬して戦争に行かずにすんだ人の話から作られた言葉で、その物事が禍か福かは分からない。禍福は反転するかもしれないという意味だ。
例えば、A君はいつも買えないゲームが割引されており、それが買えたとしよう。
これは福だ。
だがこのゲームが面白くなかったらどうだろう。
そうなると、福から反転して禍になる。
こんな風に、禍福の反転はよく起こる。結果的に福が大きくなるか、禍が大きくなるかなんて誰にも分らないのだ。
霧島 零人は自分に幸運なことがあったとき、頭の片隅でこんなことを考える。これは、幸福だった人生を禍に塗りつぶされてしまったことに起因しているのかもしれない。
今は止まっているあの既視感がまた訪れたら、また自分の心は死んでしまうんじゃないか?
そうじゃなくても、また幸せは壊れてしまううんじゃないか?
いつだって不安な気持ちが頭の片隅に居ついている。
幻想郷に来てからの暮らしは、それほどまでに零人にとって幸せなものだった。
ずっとこんな生活が続けばいいのに・・・
そう思いながら零人は仕事をこなしていく。
幻想郷に来てから今までの日々の事は鮮明に覚えてる。
そうそう、最初は霧の湖で死にかけたんだった______
誤字などの報告お待ちしてます。




