似た者同士。
コミニュケーションアプリ、「LI○E」のようなものを想像してください。時刻表示がされます。時刻に注目して読むと、リアルかもしれません。
「」→片想い中の女の子
《》→片想い中の男の子
それは星降る夜のことでした。
「ご飯食べたい」23:36
《すげえ唐突だなおい》23:38
「めっちゃお腹すいた!」23:38
「んぬわああああ!!」23:38
《急に奇声あげんな!》23:40
「すごいお腹空いたからラインした!」23:42
「急にごめんね!今度から前置きしてから奇声発するから!」23:42
《大丈夫、俺はごろごろしてた。前置きしてもダメ!》23:45
「なんだと!別にいいじゃん…!でも、すぐ返信してくれてよかった」23:47
「のんびりしてたんだけど、そろそろ、暇で死にそうだったのだ」23:47
《絶対そんなことだろうと思ってたよ》23:50
「!あ、いや、お腹も空いてるよ!けど、暇だったっていうのも、あるようなないような…?」23:52
《なんでお前は俺と同じこと考えてるの》0:09
「はい?」0:10
《何がごめんなんだよ》0:10
《俺の言った言葉よく見ろ》0:11
「ほんと?」0:23
《さて、お前ん家の玄関の前には誰がいるでしょうか》0:24
「まつて」0:24
こんな恋してみたいですねえ。ちなみに最後が「まつて」になっているのはわざとです。この後女の子はどうしたのかな。