英雄願望
生前王様相手にため口を当たり前に聞く作品も良く見てきた。
せめて怪しいとは言え敬語モドキくらい使えよ、と思ったものだが
もし自分がコミュ障ならば俺はそもそも口を閉じて出来るだけ話さないということをお勧めしたい
俺はそうした
「え、と凄い落ち着かないのですが」
「そう硬くなるなって! ちょっと見に来ただけだろ。ゲラーの奴が倉庫に放り込んでた厄介な魔道具を処理してみるって言ってたから出来んのか様子見に来ただけだって」
苦手なヤンキーっぽい竜人の幹部の人がスライを挟んで反対から軽い口調で言ってくる。貴方がいるのが落ち着かない要因の一つです、とは言えない下っ端の俺が憎い。
「まあまあ、この迷宮の幹部の10人のうちの6人がここに集まってるんだから萎縮しても仕方ないわよ。残りは皆自分の担当域から滅多に出ないから実質活動的な幹部は勢ぞろいしてるわけだし」
パッと見は綺麗な水商売の姉さん、といった感じの黒いドレスでいかにも城のパーティに行きますよという感じの魔族のこの人は確か高位のサキュバスだったか。名前はリミス、だったか。間違っているかもしれないから名前呼びはしないで女王様と呼ぶが。
「我らの域に達する可能性がある、という基本脆弱なはずのスライム種族をこの機会に見に来るのは不思議ではない。ただ、おそらく皆がそう思ったため幹部集合という形になっただけ。そこの男、我らの事は気にするな。今回ここに来たのは我らの都合。ある程度礼を失した行為をしても怒りはしない」
「まあ、これだけの力を持ったスライムを育て上げたという君を殺すのは惜しいからね。増長さえしなければ話し方とか間違えててもどうでもいいよ。そんなことよりまだはじめないの?」
「無駄話は良い。始めろ」
最初の大剣を持った虎の獣人はガダルと言ったか。案外温和そうだ。次のコウモリの羽らしきものが生えた中世的な美少女は確かインプの高位種族でリヒトだったか。あれ? そういえば雄だと聞いた覚えが、まあ気のせいだろうしどうでもいい。最後の気の短そうなエルフは魔族側に亡命した裏切りエルフだったか。確か恋人生贄に巨大樹を召喚して里半壊させたとか。マッドサイエンティストみたいだなと思った覚えがある。名前はミレオだ。怒らせたらまずそうだと思ったので必死で覚えたのを覚えている。後はゲラーさんで6人の幹部、か。
「まあ長々と話していてもゴクシの胃が痛むだけじゃろう。始めてもいいかの?」
「はい、お願いします」
幹部の方々には正直な話早く帰っていただきたいです。
「まずは軽いものかの。と言っても2級封印指定の代物じゃが。魔道具・焔喰い。もちろん封印状態じゃ」
「確か炎を吸収するのが主な能力で吸収した炎分解して代わりに魔力放出するんだっけ。あれ? 何で封印指定食らってるの?」
指輪らしき何かを取り出したゲラーさんの声にリヒトさんが不思議そうに小首を傾げる。その様子は可愛らしいがまあ気に入らない奴は首をスパッと斬ってあっさり殺してしまいそうな軽い人そうでもあるなので萌えたりはしない。
「お前以前されたはずの説明良く聞かなかったのじゃな。まあゴクシに説明は必要じゃな。正確には熱を吸収じゃ。気温も吸収するんじゃよ。つまり所有者の周り、ついでに所有者自身の体温も奪って、死亡じゃ。なら熱を持たない亡霊などの生命体なら良いじゃろと思うが所有者の熱を常時吸うことがこの魔道具の機能を発動する条件じゃから熱を持たない生物ではガラクタにすぎんという。相手の炎を吸収という手も思いつかなくもないだろうが起動が遅いので迫った炎を吸収して発動……する前に死亡じゃな。というよりもこの魔道具の発動条件が生命体の熱を吸収じゃから置物にも使えん。発動のための熱供給用の贄を用意しても十数秒で体温が奪われて贄死亡で終わりと」
「それ誰が使う事想定してんの?」
「作成者も失敗作と書いておる」
「何というか古代の文明人は何考えているのか分かんないわよねぇ。変な魔道具も多いし……性能が無駄に高くて更に厄介だけど。というより性能が高くなければ熱量が高い竜あたりが持てばそこそこの炎耐性を持った道具で使えたんだろうけど、完全吸収、だからね。どれだけ熱量高くても持ってるだけで戦力下がって炎対策には短所の方が大きすぎたわ。まあ熱量高い生物は大抵元々炎には強いけど」
リヒトさんとリミスさんの女性コンビとゲラーさんのやり取りで大体能力は分かった。
「あれ? そんな危ない代物なら人間の街にでも放り込めば良いじゃないですか?」
「何らかの手段を講じられて回収されて終わりじゃろ」
「ごもっとも」
そうですよね。
「まあ性能は高いのじゃ、何か上手い使い方もあるじゃろうと思ったので倉庫に放り込んだが忘れてそのままじゃな。今回こういう機会がなかったら倉庫で埃をかぶったまま終っていたじゃろう」
「まあそうよねぇ。あら? でもそこのスライちゃんはスライムだから熱はほとんどないんじゃなかったっけ」
「殆どじゃなくて全く、じゃ。完全に魔力によって動いているうえ、その魔力も水の性質を帯びておる。だからスライにとってはただの魔力量が馬鹿でかい安全なごみというわけじゃな。これを最初に選んだのもこのためじゃ……まあ存在そのものを忘れてて封印倉庫漁ってたまたま見つかったからこうやって披露できた訳じゃが」
「話がなげえよ良いからゲラーのおっさん早く始めようぜ! それは大したことは無いんだろ?」
「スライにとっては相性が良いだけで大したことはあるわ。まあ始めるか。良いか? ゴクシ」
「あ、はい。その説明聞いた限りだと大丈夫です。スライ、任せたぞ」
分かった、とでも言いたげに激しく震えるスライ。可愛い!、とリミスさんが歓声を上げていた。いや、渡さないですよ?
「よし、まあまずはお手並みを見るとするかの」
そういってゲラーさんはゆっくりそのその指輪を近づけて埋め込むようにスライの体に指輪を沈み込ませた。
ステータス、と。
スライ レベル19 最大レベル99 生きた水
力 93
敏捷 111
魔力 836
生命力 2562
所持スキル
身体水質常時浄化91レベル 魔力再生98レベル 万物溶解 捕食 溶解強化(5ポイント) 成長資質微強化(10ポイント) 生命強化 魔力再生強化 魔核保護8レベル 魔核増加4レベル 生命水生成 2レベル 浄化水生成 2レベル 生命吸収 4レベル 生命譲渡5レベル
取得スキルポイント増加 魔力常時微回復 27レベル 生命成長資質強化・高(35ポイント) 魔力成長資質強化・中(30ポイント) 呪詛耐性35レベル 特性強化(生きた水
残り未選択能力値2
残りスキルポイント7
いま大体30秒。以前の呪詛石よりはレベルの上がりはだいぶ遅い。あれが強力だったのかそれとも相性の良さで大丈夫なのかレベルの上がりは遅いが生命魔力が減る気配はない。それでも30秒で2レベルはだいぶすごいが。
「ふむ早いな。もう消化しよった」
殆どレベルが上がらないまま2分ほどで終ってしまった。万物溶解が案外強かったのか。ただ、ステータスを見た感じだと新しいスキルがこのアイテムのおかげで手に入りました、ということは無い。炎吸収とか期待してたんだけどな……もったいない。そういう特性もひっくるめて全部経験値として吸収されるのか。
「結構優秀じゃない。可愛くて優秀とかうちにくれない?」
「駄目に決まっとるじゃろ。それにゴクシの能力でここまで成長をしたのじゃ、、お前さんに渡したら能力強化が消えて成長がさっぱりになってしまうわ」
「じゃあゴクシもついでに」
「わしの眷属なんじゃから駄目に決まっとるだろ。ついで扱いでろくな扱いをせんのが目に見えとるわ」
「えー。まあ良いわ。案外お気に入りなのね」
ありがとうゲラーさん! 美人だけどスライだけが目当てなこの人のものになるとか正直嫌な予感しかしなかったから助かりました! と思ったが声には出さない。
「じゃあ次じゃ、今度は少し危険じゃな。2級封印指定・九段の剣。一振りで9つの魔力の刃を生み出すという魔剣じゃな。問題点は全方向に刃を生み出すから使用者自身も真っ二つと。ならばと再生能力もちに使わせたが振るう度に再生が必要とか使いにくいと苦情が来てお蔵入りと」
「魔力の刃なんだろ? なら魔力耐性もちが使っても良いんじゃねえか?」
「馬鹿ね。古代文明産は無駄に性能が高いのよ。耐性もちでもすっぱり切れて死んだわよ」
「あー」
「無駄に性能が高いから欠点もうまく帳消しに出来ないことが多いんだよねーで、使いこなせいでお蔵入りも多いと」
何だか物騒なアイテムらしいのが怖いがまあ飲み込むだけだしその能力が発動しないと信じたい。
「では行くか。準備は大丈夫か?」
「はい。じゃあスライ頼んだぞ」
分かった。と言わんばかりに激しく震えるスライ。凄い熱い目で見ているリミスさんが怖いです。
「何というか、思ったより非常に優秀じゃな」
消化したアイテムが13を過ぎたあたりでゲラーさんが何かを考えているのか俯きながらそんな言葉を漏らす。
「だいぶ危険な代物もあったってのに前より危なげないじゃねえか。これはこの時点で力は幹部クラスじゃねえか? おい」
とか、竜の人が口の両端を釣り上げながら言う。笑っているのか。
「そうかもしれぬな。この吸収能力ははっきり言って脅威だろう。おそらく高度な魔術防壁でも無効化出来る可能性は高い。生命力もこの大きさだとだいぶ高そうだ」
「うちにやっぱりこない? 誰だっけ、そこの男もちゃんと呼ぶからさ」
「名前覚えてない時点で無理でしょ。まあ見た目も戦闘能力的にもパッとしないのは事実だけど、このスライムを育て上げたって時点で地味だけど強力な能力もちだよ。価値が分かってないリミスには渡したら駄目だね。ゲラーんとこで十分」
「確認は出来た。これからも励め」
幹部の人たちが漏らしたそれぞれ感想。ついでに最後の裏切りエルフの人は今帰った。リミスさんももう帰ってほしいです。というより俺は途中で進化したのに誰も気づいていないとか。進化の時光ったりはしなかったが誰も気づかないのはだいぶ空しい。たぶん能力の増加は幹部の人にとって誤差、という事なのだろう。ゲラーさんも気づかなかったのか……
ゴクシ レベル25 最大レベル120 導き手
力 120
敏捷 205
魔力 150
生命力 248
所持スキル
能力閲覧 成長能力値選択可能 スライム召喚40レベル 寄生主 水魔術8レベル 筋力成長微増 使役生物召喚術10レベル 召喚生物進化誘導 召喚生物取得能力ポイント増加(2ポイント取得) 召喚生物行動可能範囲拡大 取得スキルポイント増加 特性強化(生きた水)45ポイント 召喚生物取得スキルポイント増加 世界契約
残り未選択能力値0
残りスキルポイント166ポイント
まあ能力値はスライに比べれば誤差だよな。ただ進化したとき不思議に思ったことがある。確か前の進化の時は何かを自分の手で倒さないと進化ができなかったのだ。なのに今回どうしてスライからの経験値だけで進化できたのか。まあ前の進化でほぼ完全に召喚生物の強化に特化して自身の戦力はごみになったからだろう。おそらく進化条件が変わったのだ。スライからの経験値、召喚生物からの経験値供給だけで大丈夫になったのだ。たぶん、そうのはず。
変わったのは取得ポイント(2ポイント)でレベルアップ時にスライの得る能力値が1ポイント増加したのがまず一つ。スライのレベルアップ時に更にスキルポイントが1増えること。あと重要なのは
世界契約
生涯において一つの対象のみに加護を付与可能。付与対象の位階を一つ上げる。
これだろう。いや、与える相手はスライ以外無いが。位階って何だよ? と思うが。まあ悪い事にはならないはず。早ければ次の進化後に使うかな。
「まあめぼしい品は処分出来たし、もう終わりにするかの」
「スライちゃん……ゲラー。その気になったらこちらにくれない? ついでにそこの男も」
「やるか、馬鹿者。せめてゴクシの名前くらいは覚えてやらんか」
「悪いけど覚えていられる自信はないわねぇ。仕方ないわね。残念だけどこれで」
「おう! スライ、ゴクシ。お疲れさん。スライは後何か月かしたら幹部になってるだろうな! その時はよろしくな! ゴクシも頑張れよ!」
「じゃあね」
「また会おう」
唐突な言葉に驚かなかったと言えば嘘になる。
「ゴクシ、お前進化しておったじゃろ」
心臓に悪い幹部集合が解散になってしばらくして、スライをぺたぺたと触りながらいつものように調べていたゲラーさんがスライを触りながらこちらを向かずにぽつりと呟いたのがそれだった。この世界に転生し、進化して使役者になった時からそれなりには耳が良く聞こえるようになっていたのでその呟きを聞き逃すことは無かった。聴力強化とかこういう地味な成長は正直嬉しい。
「え? 気づいていらしたんですか? 正直スライの成長が凄すぎて俺の成長なんて気づかれてないんだろうなとばかり」
「馬鹿者。儂はお前の創造主じゃぞ。進化などという大きな変質を感じ取れんでどうする……お前は本当に凄いのう」
「え?」
「少なくとも儂が作った数多くの魔道人形の中では一番の成長を遂げておるよ。彷徨っていた異界の魂が入り込んだ特別製、というのも大きいじゃろうがの」
「ですね。まあ頭の出来はともかく自力で経験を積む、というのは大きなアドバンテー、いえ優位性をもっていたのかもしれませんね。まあスライに寄生して経験値吸ってるだけだから格好つけられませんけど」
以前褒められた覚えはある。スライは凄くとも、スライを凄くしたお前も十分凄いのだ、と。だが、やっぱり凄いのは俺じゃなくスライだ。俺がだいぶ成長強化をしているとはいえそこまで成長したのはスライ自身の力が大きいのだ。皆に好かれる資質もスライ自身の人懐っこさが理由だし、比較してはぶられ気味の俺は性格が悪いのだ。自分はやっぱり魂からボッチなのだ。ゲラーさんは何故か俺を評価してくれるが自分でもやっぱり俺はスライのおまけでしかないと思っている。俺自身が小説の主人公みたいに大活躍、なんてことは無理そうだ。
ゲラーさんはそんな俺を見て目を何故か細める。今まで見たことのない、妙に威圧感を覚える顔だった。
「お前はいつもどこかで自分を卑下する言葉を入れるのだな……お前はきっと、自分が思っているよりも自分の理想が高すぎるのじゃ。儂から見れば数多作った魔道人形の中で進化を二度もするなど信じられないほど成長しているお前はすさまじいと思っておるのに、お主にとってはそんな自分は大したことは無いという。お前は一体どんな強大な英雄になりたいのじゃ? 烏合の衆など瞬く間に蹴散らして、人には慕われて、頭脳も優秀で。きっとお前は自分でも思っていないじゃろうがそんなおとぎ話めいた存在と自分を比較して自分は大したことがない、と意味も無く自虐しているように儂には見えるの」
正直いきなり説教が来るとは思っていなかった。理想が、高い?
「いつも口を開けばスライが凄いんですスライが凄いんです。スライが凄いだけで自分は凄くないんですとでも言いたいのか……前に言った事は全く分かっておらんようだからもう一度言おう。スライはお前無しではここまでの成長は間違いなくしなかった。お前は自分が思っておるよりずっと悪くない。お前は間違いなくこの迷宮において他の者達より劣っていることなど無い。スライが近くにいよういまいがお前が劣るということなどない。スライとは違う、お前はお前だけの優秀さがある」
まあ能力選択は間違いなくチートだ。だが、俺は前世のあの頃と変わったのだろうか。与えられた借り物らしきチートはそこまでおかしな使い方はしていないとは自分では思うが、だが、それでも俺は、ただの存在感のない迷宮の魔物Aでしかないのでは無いか。
「分からんの。お前が何と自分を比べて卑下しておるのか。いや、スライも比較対象ではあるのだろう。だが、何度も繰り返し吐く俺は大したことない、はもっと違う何かと比べているように見えるの」
何かを比べて劣等感抱いてるのかって? いや、そりゃあスライだろ。スライばかり賞賛されて自分はラノベの主人公みたいにすげーと言われ……
ああ、そうか。
小説や漫画の主人公と俺は比べていたのだ。ラノベ、あるいは何万人と集まる小説サイトなどで投稿されたweb小説達、主人公に不幸ばかりが訪れる、という変わったものもあるが大抵は人に認められ、強大な力を持った相手を打ち破る、あるいは物語上良く雑魚として登場する山賊や魔物の雑魚相手に無双する、といったそんな強大な力を持った主人公達に。お伽噺、か。そりゃそうか。
そして、考えた。俺だって十分能力には恵まれていると。ぼっち? 人と話すのが億劫な俺が人に相手にされない云々を気にする必要がどこにあるのか。なんだかんだでゲラーさんみたいに少数だけでも認めてくれる人がいるのにスライが凄いんだ、と卑下する必要があるのか。異世界転生した小説では大抵皆大活躍してるのに、自分はしてないことを妬む必要が、あるのか。
「そうかもしれないですね。ちょっと理想が高すぎたのかもしれません。前世で主人公が英雄として大活躍する物語を綴った本を沢山読んだので、こうやって転生なんて奇跡じみた経験をした自分もそうなれるかも、とどこかで思っていたのかもしれません。そういうお伽噺みたいなものと比べるのも」
「違う」
「え?」
「英雄になれるなれないは今の自分を見ただけでは分からんよ」
ゲラーさんは目を瞑って何かを思い出すように上を向きながら言葉を続けた。
「英雄なんてものは目指してなろうとしてなるものでは無い。気づいたら周りからそう呼ばれているだけじゃ。自分がやってきたことが他人から見て偉業じゃと評価されてなるものじゃ。確かにそう評価されるには凡人と比べて何か光るものが無いと無理かもしれんが」
スライを育てたお前にそれがないと凡人にはっきり言えるのか、と言った。ゲラーさんは薄く笑いながら言った。もしお前が自分には優れた点は無いなんて言ったらぼこぼこに殴られるだろうさ、とも言った。だからお伽噺の主人公と比べることすら間違いだなんて苛立ちを覚えるような自虐をこれからは絶対に吐くなよ、とも言った。
スライはいつも通りふるふると震えて、何を言おうとしているのかは分からなかった。
展開に無理があるだろうとは思います。封印道具使い道無いと書きましたがこういう使い道あるだろうという文句もあるかも知れません。
後残り2話で完結します。タグに闘わないと書きましたが、その二話だけは闘いそうです。当初は無双しようと思っていたのですが書き始めてから予定が変わりました。