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ダウンロード  作者: 深々
4/18

3話



「あ、そう言えばさ大和。MMP買った時ってさなんかメールきたりした?」


 自分のMMPを操作しながら大和が顔をあげてこちらを見た。


「ん?来たよ。ご購入ありがとうございます的なのが・・・・それがどうしたんだ?」

「1件だけ?」

「当たり前だろ。」

「だ、だよな・・・はは、はははは」


 大和はいぶかしげな顔をしていたが、曖昧に笑って誤魔化した。


(買った人全員、てわけじゃないのか。)


「そんなことより早くDHやろうぜ。」


 大和が自分のMMPを持ち上げて言う。


「お、おぅ」


 そのまま2時間ほど大和の家でDHをしたあと、大和の家を出て帰路についた。


 慣れた帰り道を歩いていると、どうしても考えてしまうことがある。例のメールの事だ。

 あの後結局、例のURLからとんだサイトを調べた。やはり信じがたいことばかりが書いてあった。

 その内容を簡潔に話せば、“敵を倒して強くなり、世界を進化させてください”だ。

 正直サッパリだった。まるでDHみたいなゲームのような内容だった。

 ただゲームと違う点は、相手が人で、戦うのは自身であり、武器はMMPにダウンロードされている曲を使った超能力。

 変なことには首を突っ込みたくなかったので、やる気なんてなかったが、そのたんびに例のやつからメールがくるのだ。

 結局、そのサイト通りに会員登録をすませ、指定の曲をダウンロードした。


曲名:Wind lv1 defend.windwall

種類:MPEG Layer3 Audio

サイズ:10MB


曲名:Physical avoid lv1

種類:MPEG Layer3 Audio

サイズ:10MB


 指定された曲はこの2つだった。それを言われた通りに自分のMMPの音楽フォルダにダウンロードした。

 曲を再生すると、フォルダに入っていた全ての曲が同時に再生された。しかし、何故かそれらを聞き取ることができた。

 そして肝心の超能力の使い方だが、“聞くと使える”としかサイトには書いていなかった。なんのボタン操作もいらないらしい。

 しかし、聞いていても何もおきなかった。やはり、嘘だとしか思えなかった。


 大和の家から自分の家までは歩いてだいたい10分ほどの距離だ。しばらく歩きながら例の事について考えていたが、結局何もわからないままだった。


「ただいま。」


 返事を返してくれる者がいないことを知っていながらも、どうしても癖で言ってしまう。

 自分の部屋まで行き、パソコンの電源を入れる。いくらMMPでネットが使えるからといっても、やはり電池の消費量が半端ないし、何より立体映像には慣れていない。

 そして、例のサイトのURLを入力し、もう一度サイトを見る。


―――カタカタ


 前調べた時は、使い方のとこばかりを見ていたので、今回は違うところを調べてみた。

 そこで気になったことがあった。


「・・・これは・・どういうことだ?会員数215名・・・他にも俺みたいなメールを貰った人がいるのか・・・」


 そして、会員の一覧表を見つけた。


「・・・なんだこれ?ほとんどの人の名前が“NoNmae”じゃないか・・ん?名前の横のこれは・・なんだ?」


Name  :Job    :Lvel

      ・

      ・

NoName:Fighter:1

NoName:Fighter:1

Kouta :Wizard :3

      ・

      ・


 左から名前、職、レベルとなっている。


「Fighter・・・戦士のことか?Wizardは魔法使いだろうな・・・本当にゲームみたいじゃないか。レベルなんてあるあたりがもう・・・ん?このKoutaって奴、名前んとこが暗くなってるな・・・・」

 

 他の人も何人か暗くなっていた。


「ログインしてるかしてないか・・・なのかな?」


 そこので自分の名前を探そうと思い、気がついた。


「名前登録してないな・・・てかそんなの会員登録で一緒にしとけよ・・・」


 ぼやきながら、ログインをして、自分のプロフィールを探す。

 ちなみに、最近のサイトのログインは指紋認証になっている。

 そうして、自らのプロフィールを見つけ、表示する。




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