序章
――――世界は常に進化している。
――――進化に限りなど存在しない。
――――世界を進化させるのは常に人だ
「ん?なんだこれ?説明書にはこんなこと書いてないけど・・・???」
MMPから映し出されている立体映像には、こう書かれていた。
――――こんにちは、この世界の未来を担う子供たちの一人よ。
――――いきなりメールが来て、驚いてるかもしれないが、
――――是非、よろこんでくれ。
――――君は、選ばれたのだから。
――――君は、進化することを許された人間の一人になったのだよ。
――――君に、ある力を授けよう。
――――その力で、世界を進化させて欲しい。
――――私は何もできないので、影ながら見守らせてもらうよ。
――――健闘を祈る。
p.s
このメールのことは誰にも言わないで欲しい。
なぜなら、君の力に皆が嫉妬してしまうかもしれないからね。
そして、もう一度言うよ。
――――君は、選ばれた人間だ。
「・・・・・・・・・・・・・・イタズラか・・・」
たっぷり5分かけてそのメールを読んだ。
だけど、イタズラとしか思えなかった。とりあえず友人に、このイタズラメールのことを相談しようと思い、携帯を出した時。
―――ポォン
MMPがメールを受信した。
そのメールには一文と、サイトのURLとMp3型の音楽データが入っていた。
「これは私からのプレゼントだ。」
ファイル名:Wind
種類:MPEG Layer3 Audio
サイズ:10MB
「ん?・・・プレゼントって・・・怪しいな。消すか。」
―――ポォン
そのメールとデータを削除しようとした瞬間、MMPの画面がメール受信画面に変わった。
―――メールを受信しました。
MMPから電子音が流れる。
「なんだ?なんだ?今度はなんだって言うんだよ。」
――――ちょっと。ちょっと。信じてよ!いきなり消そうだなんてひどいよ~(泣)君は進化できる、って言ってるんだよ!?喜ぼうよ!
「・・・・・ぇ?なんでいきなり(泣)とか使ってんだよ・・・てか何で俺が消そうとしたことが・・・?」
―――ポォン
そんな疑問に答えるかのようにまたメールが送られてきた。
――――見てるからね。
「!?・・・・す、ストーカー!?で、でもストーカーにしては変な内容だし・・・はっ!もしかして電波ストーカー!?」
―――ポォン
――――違うから!!なんでそうなるかな?とにかく信じて、一回ためして見てよ。サイト送ったでしょ?それ見て。
「・・・試す、とか・・・ウィルス入ってたらどうすんだよ・・・」
―――ポォン
「!?・・・や、やればいいんだろ・・・」
そして、送られてきたURLをクリックしてサイトに飛ぶと、そのサイトのトップにはこう書かれていた。
――――世界をかえる力を与えよう
そしてその言葉の下に“Enter”と書かれていた。
「・・・・・あっ、そうだ明日の宿題やんなきゃ・・・」
―――ポォン
「・・・・・やればいいんだろ・・・・」
頑張って(?)いきたいと思います。