表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/17

幕間2

昼前、どこかの山中にて――――


「ねえ、本当にこんな山道が近道なの?」


「がはは、文句言うなよ。志野(しの)が最短距離だって言ってんだから間違いないだろう」


「・・・生徒が待っているから、最短でと言ったのは木野栖(きのせい)だろう。私は忠実に応えているだけなのだが」


「わかってるわよ!でも二人と違って私は久しぶりの山中走破なんだから、ちょっと確認しただけじゃない」


「おいおい、俺たちだって久しぶりだっての」


「一緒にしないでよ、筋肉バカ」


「なっ、ひっでーな!」


「酷くないわよ。あんたまた新しい筋トレグッズ買ったでしょう。生活費が少ないのはわかってるでしょ」


「ふっ、筋肉が求めていたんだ。しょうがない」


「しょうがなくないわよ。だから筋肉バカなのよ」


「へいへい、で、今回の依頼は生徒救出だっけか」


「・・・そうだ」


「誰かの救出なんて、初めての依頼を思い出すな」


「ちょっと、話はまだ終わってないわよ!」


「しつこいなー。後で聞いてやるから」


「言ったわね、後で逃げないでよ」


「はいはい。で、相手はあの変態野郎で間違いないんだな」


「白スーツにピエロメイクなんて、私はあいつしか知らないわよ」


「・・・同じく」


「へえ、情報通の志野までそう言うってことは、そうなんだろ。強いらしいからな、楽しみだ」


大野津(おおのつ)!あくまで人命救助が優先なんだからね。そこのところ間違えないでよ」


「わーってるって。心配しなさんな」


「まったく、ホントにわかってるのかしらね」


「・・・二人ともまだ余裕があるようだからスピードを上げるぞ。はぐれるなよ」


「おう、俺は構わないぜ。久しぶりにやりがいのある依頼で体が落ち着かねぇんだ。早く行こうぜ」


「ちょっと!私は・・・」


「・・・では、行くぞ」


「え、嘘、待ってよ!もうーーーーっ!」


山中を駆ける三人の人影。


木野栖先生再登場!

生徒を助ける為に、山中を新キャラ二人と一緒に疾走中です。

はたして、三人は間に合うのでしょうか。


今日も二本投稿になります。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ