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第6話 お名前は〝アーロン・マスク〟さんね


「名前、ですか……」


 どうしよう、本名を書いても大丈夫だろうか?


 でも流石にマクス家の名前は有名だし、下手な勘ぐりは入れられたくない。


 ……少しだけ名前を変えておくか、念のため。


 僕はサラサラと紙に名前を書き、受付嬢のお姉さんへ渡す。


「ふんふん、お名前は〝アーロン・マスク〟さんね。なんだか、どこかで聞いたことあるような名前だけど……」


「き、気のせいですよ! よくある名前ですから……!」


「そうかしら? まあいいわ、これで登録はおしまい。それじゃあこちらをどうぞ」


 受付嬢のお姉さんは、銅製の認識票(タグ)を僕に渡してくれる。


 5つあるランクの中で、1番下のブロンズランクの認識票(タグ)だ。


「この認識票(タグ)がある限り、キミは冒険者ギルドでランクに応じたクエストを受けられるわ。さっそくなにか受注する?」


「そうですね、なにかオススメはありますか?」


「今だったら、療薬草30本の納品がオススメね。これなら初級者でも比較的簡単なはずよ」


「じゃあ、それをお願いします。でも薬草集めとは地味ですね……」


「あら、これも立派なクエストよ。それに簡単といっても、ダンジョンにはモンスターも出るんだから。油断しないの」


 あ、そうか忘れてた。


 ただ薬草を集めるだけじゃなくて、ダンジョンで集めるんだもんな。


 それなら当然、途中でモンスターに襲われる危険もある。


 と言っても、こっちとしてはモンスターを倒してレベルアップしなきゃだから、好都合ではあるけど。


 僕はクエスト受注のサインを書いて最低限のダンジョンの説明を聞くと、さっそく冒険者ギルドを後にした。



 ◇  ◇  ◇



 クエストを受け、森林ダンジョンまでやってきた僕。


 鬱蒼と生い茂る草木。


 その中にある小道を進みながら、薬草を探していく。


「なんだか迷いそうな場所だなぁ……。Heyシロ、キミは道案内とかできないの?」


『ポポン♪ 申し訳ありませんが、私はあくまで【魔力決済】のアシスタントです。まだ道案内はできそうにありません』


「そっかぁ、残念。……ん? 待って、今〝まだ〟って言った?」


『はい、現時点ではまだマップ機能は実装されておりませんが、アップデートにより今後実装される予定です。アップデートはマスターのレベルアップと並行して行われますので、今後は様々な機能がご利用頂けるはずです』


 へえ、それは嬉しい報告だ。


 レベルアップで魔力量を上げるだけではなく、シロの機能も追加されていくとは。


 また冒険の楽しみが1つ増えたな。


 そんな会話をしている内に、さっそく道端に生えている療薬草を見つけた。


「お、さっそく見っけ――――って、うわぁ!」


 僕は驚いて後ずさりする。


 別に薬草に驚いたワケじゃない。


 薬草を取ろうとした瞬間に――草むらからモンスターが飛び出してきたのだ。


 そのモンスターとは、ずばりスライム。


 半透明な青色をした軟体のモンスターで、比較的小さい個体だ。


「スライムか……これなら僕でも倒せるな」


 スライムといえば雑魚モンスターの代名詞。

 さっそく僕は腰のロングソードを抜き取り、大きく振り被って――


「はぁッ!」


 斬撃。


 スライムは真っ二つになり、そのまま煙と共に消滅した。


『ポポン♪ おめでとうございます。モンスターを倒したことにより、マスターのレベルは2になりました。この調子でレベルを上げていきましょう』



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