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第5話 ここが冒険者ギルドか


 シロの言葉に従い、僕は街の中にある冒険者ギルドへ向かう。


 場所がわからなかったから少しばかり街を歩くことにはなったけど、なんとか無事に辿り着くことができた。


「ここが冒険者ギルドか……。いやはや、まさか僕が冒険者になる日がくるなんてなぁ」


 つい数日前には想像もできなかった。


 そりゃ一国の王子として王位継承権が~、なんて話ばかりしてたんだから当然か。


 でも、正直少しワクワクする。


 ペイポル王国にいた時は贅沢もできたしそれはそれで楽しいこともあったけど、それと同じくらい息が詰まりそうになることもあった。


 兄さん――ブラッドとの確執もあって、面倒だなって思うことも多かったし。


 それと比べると、今は胸が空く気分だ。


 これは、僕にとって新しい挑戦。


 いくつになっても、新しいことにチャレンジするのは胸が高鳴る。


 そんな高まる気持ちを抑えながら、僕は冒険者ギルドの扉を開いた。


「いらっしゃいませー。――あら、新顔さんね。こちらで受付するわよ」


 美人なお姉さんの受付嬢が、すぐに笑顔で僕を出迎えてくれた。


 ギルドの中を見渡すと、やはり僕と似たような格好の冒険者たちが何人もいる。


 クエストボードを見て依頼を品定めしたり、昼間から仲間と共にお酒をあおったり――活気に溢れている。


「えっと、冒険者として登録したいんですけど……」


「わかったわ。ええっと、冒険者のランク制度とダンジョンの関係については、どれくらい知ってるかしら?」


「いやぁ、あまりよく知らなくて……。教えてくれると助かります」


「あら素直。それじゃあその率直さに応えて、1から教えてあげるわね」


 受付嬢のお姉さんは僕を気に入ってくれたのか、気前よく承諾してくれた。


 彼女はカウンターの下から、サンプルらしき認識票(タグ)を幾つか取り出す。


「まず、冒険者には5つのランクがあるの。一番下からブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ、ミスリルの5段階。ランクが上がるにつれて行けるダンジョンや受注できるクエストも増えるから、積極的にランクアップを狙ってちょうだい」


「そのランクを上げるためには、なにか昇級審査のようなモノはあるんですか?」


「察しがいいのね。依頼をこなしていってギルドへの功績が認められた者には、ランクアップの試験を受ける権利が与えられるわ。試験内容に関してはその都度変わるから、聞いても無駄よ」


「わかりました。色々教えて頂いて、ありがとうございます」


「うふふ、ご丁寧にどうも。あなたみたいな教養のあるタイプ、冒険者には珍しいわぁ。冒険の最中に死んだりしたら、お姉さん悲しんじゃうから。それじゃあ最後に、この紙に名前を書いたら登録完了よ」



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