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序章 追う者2

男に連れられて着いたのはホテルのような建物だった。

それなりの清潔感があり、この街の中ではおそらくまともな部類に入るのだろう。

「ジョセフ・リデルだ。リーに用がある。」

男が受付嬢に言った。

僕はその時初めてこの男の名前がジョセフ・リデルだということを知った。

「801号室でお待ちです。」

受付嬢が答えた。

僕と男ージョセフは801号室にむかった。


「開いてる、入れ」

ドアをノックするとハスキーな声がした。

ドアを開け、部屋の中に入ると椅子に座った東洋人の女性が不機嫌そうに目を細めて僕とジョセフを見た。

「待ちくたびれぞ」

おそらく、この女性がリーだろう。

「そちらが指定した時間のはずだが」

ややむっとしたようにジョセフが言った。

そんなジョセフを無視してリーは僕を見て言った。

「君がジルか」

切れ長の黒い目が僕を射抜くように見た。

「はい」

「わたしはリー・シン。国際機密調査機関東龍地区所長だ。どうせジョセフはわたしのことをお前には伝えていないだろう。」

ジョセフが何か言いたげに口を開きかけたが何も言わずに閉じた。

「単刀直入に言おう、今回あなた達にはわたし達とともにある女性を探していただきたい。」


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