雲になってた
気がついたら雲になってた。
「何を言ってるんだこいつは」って思った?
でも真面目も真面目、大真面目
気がついたらふわふわ浮いてて、白くて、濃くなったり薄くなったりして、雨を降らせたり雪を降らせたりするものになってた......雲でしょ?
ふわふわもこもこしてる“わたし”をぎゅっ! ってしたら水滴がパラパラ下に落ちる
ひんやりしてる部分をぎゅっ! ってしたら氷がパラパラ下に落ちる
逆にふわ~って広がったら、上にいるお月さまとかお日さまがよく見えて、人間さんたちが喜ぶの
あれ? でも雲って小さな小さな氷の結晶の集まりってどこかで聞いたから、わたしは雲じゃないのかな?
まあでも楽しいからいいや
いろんなところをふわふわして、たまにぎゅっとなる
お野菜とかを育ててるところにぎゅっ! ってお水を落としてあげると、人間さんは喜ぶの。
だから喜んでくれるのが嬉しくてもっとぎゅっ! ってしたら、冷たいお水が落ちて困らせちゃった
こわ〜い顔した人間さんたちが、つよーい魔物さんたちと戦ってる所を見てがんばれー! ってしたり
お日さまが強くて、土ばっかりの暑いところでぎゅっ! ってしたら、そこに居た人間さんたちがメグミノアメダーって喜んでくれたり
喜んでくれるのが嬉しくて、ぎゅっ! ってなったりふわ〜って広がったり。
だから今日もわたしはふわふわするのです!
ふわふわ
......ふわふわ
.........あれ? くもってなんだっけ?
わたしって......なんだっけ?
まぁいいか。
ふわふわ
ふわふわ
ふわふわ......




