霊能探偵 1年に1度笛の音が聞こえる時、2人の美女が行方不明になる
この物語は、霊能探偵・伊田裕美が不可解な事件に挑む怪奇ミステリーです。
日本各地を旅しながら、幽霊や伝説にまつわる謎を解き明かしていく探偵・裕美。今回の舞台は静岡県の山間にある温泉地。毎年、決まった日に二人の美女が忽然と姿を消すという怪事件が発生しているのです。
裕美がこの事件に巻き込まれ、やがて古代の呪いと対峙することになります。
本作は伝承や歴史を織り交ぜながら、スリリングな展開をお楽しみいただけるように構成しました。
ぜひ最後までお付き合いください。
伊田裕美:霊能探偵、旅行ルポライター、ショートカットの黒髪を持ち、知的な印象を与える黒のスーツに身を包んでいた。端正な顔立ちと鋭い眼差しが特徴で、どこか探偵のような雰囲気を漂わせている。全身には梵字の刺青が刻まれており、顔・胸・秘密の花園を除いてほぼ隙間がない。
伝兵衛:旅行雑誌編集長。
村田蔵六:陰陽師で湯川寺の住職、幽霊探偵の相談相手。
高橋霊光:自称怪奇事件解決人。
第1章:笛の音が導く闇
霊能探偵・伊田裕美は、旅行ルポライターとして全国を飛び回る日々を送っていた。彼女の取材範囲は東北や北関東が多かったが、今回は静岡県の山間にある温泉地を訪れていた。緑深い山々に囲まれたその地は、歴史と自然が調和した美しい場所だった。
取材の目的は、この地の温泉と、かつて今川氏の支配下にあった歴史的な街並みの記録だった。旅館に宿を取り、温泉に浸かりながら、彼女は静岡の風景をじっくりと味わっていた。古びた木造の宿は、江戸時代から続く由緒あるものらしく、柔らかな湯気が立ち込める浴場は、訪れる者に静寂と癒しを提供していた。
朝食を終え、一息ついていると、携帯電話が鳴った。発信者は編集長の伝兵衛だった。
「裕美、取材は順調か?」
「ええ、今のところはね」
「また妙な事件に首を突っ込んだりしてないだろうな?」
「怪奇事件なんてあるわけないでしょう? ここは平和そのものですよ」
「ならいいが……締切は忘れるなよ」
「はいはい、分かってます」
そう言いながらも、裕美は編集長の言葉に少し違和感を覚えていた。こういう時に限って、不思議な事件が舞い込んでくるのが常だった。
***
その頃、旅館の女将は、一人の男に切羽詰まった様子で頼み込んでいた。
男は五十代半ば、長身で痩せぎす、白髪混じりの髪を後ろで束ね、古びた黒い羽織をまとっていた。その目は鋭く、まるで何かを見透かしているかのような眼差しを持っていた。
「霊光先生、この地方では毎年、決まった日に若い美女が二人、忽然と姿を消すのです。笛の音が聞こえると、彼女たちは夢遊病のように歩き出し、どこかへ消えてしまうのです。そして、二度と戻ってこない……」
「ふむ……まるでハーメルンの笛吹きの伝説のようですな」
男――高橋霊光は静かに頷いた。彼は自称怪奇事件解決屋。数々の奇怪な事件に関わり、真実を暴いてきたという。
「そして、明後日がその日なのです。私の娘が狙われるのではないかと……」
女将の横にいたのは、娘の詩織。二十歳そこそこの美しい女性だった。黒髪をなびかせ、すらりとした体つきに知的な雰囲気を漂わせていた。
「お母さん、大丈夫よ。私より綺麗な人なんてたくさんいるんだから」
だが、その言葉とは裏腹に、詩織の瞳には不安が浮かんでいた。
「分かりました。お守りしましょう。ただし、無事に済んだときには、きちんと謝礼をいただきますよ」
そのやりとりを、裕美は偶然にも立ち聞きしていた。
「これは……見過ごせないわね」
***
翌日、裕美はレンタカーを借り、郷土資料館や神社、仏閣を巡った。地方の歴史に関する資料を探しながら、過去の新聞を閲覧するうちに、奇妙な事実に行き当たった。
「五年前から……この現象が始まっている?」
新聞の古い記事には、五年前から毎年、同じ日に二人の若い女性が行方不明になっていると記されていた。そして、彼女たちは後日、血を抜かれた状態で遺体となって発見されていた。
「血を抜かれた死体……これは単なる誘拐ではないわね」
警察も動いた形跡はあったが、決定的な証拠がなく、捜査は難航。結局、未解決事件として扱われていた。
「五年前に何があったの?」
過去の記事をめくるうち、裕美の目はある一つの記事に釘付けになった――。
第2章:古代の囁き
山間の発掘現場には、考古学者たちの熱気が満ちていた。発掘チームは、古墳時代の円墳を慎重に掘り進めていた。そしてついに、埋葬された棺が姿を現した。
棺の表面には、見慣れぬ文字のような刻印が施されていた。しかし、考古学者たちの誰も、その文字を解読することはできなかった。
「まるで呪符のようだな……」
一人の学者がそう呟くと、周囲にいた者たちも思わず息をのんだ。古墳の封印が解かれた瞬間、冷たい風が吹き抜け、どこからともなく笛の音がかすかに響いたような気がした。
棺の蓋が開かれると、中には朽ち果てた女性のミイラと一本の横笛が収められていた。女性の遺体は驚くほど保存状態がよく、その顔立ちは、今にも目を開きそうなほど整っていた。だが、その口元にはわずかに歪みがあり、苦悶の表情を浮かべているようにも見えた。
この発見は瞬く間に話題となり、棺と遺物は考古学資料館へと運ばれ、展示されることとなった。
***
そのニュースを耳にした裕美は、考古学資料館へと急いだ。館内は静まり返り、どこか冷ややかな空気が漂っていた。展示室の奥には、ガラスケースに収められた棺が鎮座していた。
天井からの薄暗い照明が棺の表面を照らし出し、奇妙な文字の刻まれた木の質感が浮かび上がる。周囲にはいくつかの出土品が並べられていたが、その中で最も異彩を放っていたのは、棺の隣に置かれた一本の横笛だった。金属製の装飾が施されたそれは、時間の経過にもかかわらず、まるで誰かの手によって磨かれたかのように光を放っていた。
裕美がゆっくりと棺に近づいたとき、背筋にぞくりとした悪寒が走った。
「……?」
何かが、動いたような気がした。
目を凝らし、棺の蓋を見つめる。そこにあるはずのない動きが、一瞬、確かに見えた。
「まさか……」
裕美は眉をひそめ、棺の文字に手を伸ばした。そして、指先が刻印に触れた瞬間、奇妙な感覚が脳裏を駆け巡る。
「これは……心霊文字……!」
日本では漢字が普及する以前に使われていた古代の文字。しかし、この文字には普通の歴史的遺物とは違う、異質な何かを感じる。
展示の説明文には、こう記されていた。
「狭穂多武羅姫命。この地を治めた姫君。美しいが残忍であり、女性を襲い、その血を弄んだため、神の怒りに触れ、落雷により落命したという伝承が残る。」
裕美は目を細め、再び棺を見つめた。
(血を弄んだ……? 吸血鬼のような伝説が、この地に?)
だが、その疑問に答えを見出すよりも先に、裕美の携帯電話が鳴った。
***
東京にいる村田蔵六和尚と電話をつなぐ。
「なるほどのう……現代の吸血鬼じゃな。しかし、十字架もニンニクも通用しないとなると、手強いぞ」
電話の向こうで語るのは、霊能の知識を持つ陰陽師であり、湯川寺の和尚だ。
「その日は明日……私を選んでくれればいいのだけど」
「大丈夫じゃよ、裕美なら、呼ばれるさ」
不吉な言葉が交わされる中、静寂の中に再び、どこからともなく笛の音が響いたような気がした。
第3章:笛の音に誘われて
高橋霊光は女将の娘、詩織をがんじがらめに縛り上げ、部屋の中央に座らせた。
「こうしておけば、大丈夫なはずだ……」
霊光は呟くと、疲れからか、つい、うとうとしてしまった。
静寂の夜。深夜、ふと、空気が変わった。
どこからともなく、かすかに笛の音が響いてきた。
「……?」
女将の声が震えた。
「霊光先生、笛の音です……」
「え? 笛の音って、何のことだ?」
「霊光先生、起きてください!」
女将が肩を揺さぶる。だが、霊光が完全に目を覚ますよりも早く、異変はすでに始まっていた。
詩織を縛っていた縄が、するすると勝手にほどけていく。
「な、なんだと!?」
霊光が目を見開く。縄はまるで意思を持っているかのように解け、気づけば詩織は完全に自由になっていた。
詩織のまぶたが開く。だが、その瞳は焦点を失い、虚ろな光を宿していた。
夢遊病者のように、彼女はゆっくりと立ち上がる。そして、まるで何かに導かれるように、足を前に踏み出した。
「詩織! ダメだ、行くな!」
霊光は慌てて詩織の足にしがみついた。だが、次の瞬間――。
彼の体は強烈な蹴りによって弾き飛ばされた。
「ぐはっ!」
畳の上を転がる霊光。その隙に、詩織は静かに部屋を出て行った。
「霊光先生! 詩織の後を追ってください!」
女将が悲鳴を上げる。
「わ、わかった……!」
霊光はよろめきながらも立ち上がり、必死に詩織の後を追いかけた。
***
一方その頃、裕美もまた、異変を感じていた。
静かな部屋の中に、響く笛の音。
それは不思議なほど甘美で、心を溶かすような旋律だった。
耳にするほどに、意識が朦朧としてくる。
「……これは……まずい……」
そう思うのに、体が動かない。まぶたが重くなり、視界がぼやけていく。
そして、次第に意識が遠のく中、彼女の体は無意識のうちに動き出していた。
まるで誘われるように、足が前へと進む。
それはまるで、夢の中を歩いているような感覚だった。
ゆっくりと、ゆっくりと、闇の中へ……。
***
山道を、二つの影が歩いていた。
裕美と詩織。
ふたりは無言のまま、笛の音に導かれるように前へと進んでいた。
その後を、必死に追う霊光。
「待て! 詩織!」
だが、彼の声は、二人には届いていないようだった。
静寂の夜に、足音だけが響く。
辿り着いたのは、森の奥深い場所だった。
そこには、荒れ果てた古墳の跡地が広がっていた――。
第4章:狭穂多武羅姫命の降臨
静寂の森に、不気味な笛の音が響いていた。
突然、闇の奥から影が揺らめき、一人の女性が現れた。狭穂多武羅姫命――悠久の時を超えた美しき亡霊。その姿は神々しいほどに整っていたが、どこか禍々しい気配が漂っていた。
彼女はゆっくりと笛を吹くのを止め、冷たい視線を森の奥へと向けた。
木陰に隠れていた霊光は、ガタガタと震えていた。冷や汗が頬を伝い、膝が勝手に震えた。
しかし、意を決して、彼は一歩踏み出した。
「詩織さんを……返せ……!」
震える声で叫ぶ霊光。しかし、狭穂多武羅姫命は無言のまま彼を睨みつけた。
その眼差しは氷のように冷たく、鋭かった。
次の瞬間、稲妻が走ったように霊光の意識が途切れ、その場に崩れ落ちた。
「それでは、いただくわ……」
狭穂多武羅姫命は、静かに歩みを進めた。目の前に横たわる裕美にゆっくりと近づく。
彼女の唇が妖しく歪み、鋭い牙が月光を反射する。
その白く長い牙が、裕美の首筋に迫る――。
しかし、その瞬間、眩い光が裕美の体から放たれた。
狭穂多武羅姫命の顔が驚愕に歪む。
「これは……何……?」
光の源は、裕美の肌に刻まれた梵字の刺青だった。
彼女の全身には、霊彫師の惣兵衛によって施された神聖な梵字が刻まれている。顔、胸、そして秘密の花園を除いて。
その刻印が、狭穂多武羅姫命の邪悪な力を打ち消すように輝いていた。
その光に包まれながら、裕美の意識がはっきりと戻った。
「……吸血鬼の正体はあなたね、狭穂多武羅姫命!」
睨みつける裕美に、狭穂多武羅姫命は嘲笑を浮かべた。
「あたしは一年に二人の美女の血を喰らえば、永遠の美を保てるのよ」
その言葉を聞き、裕美は静かに呟いた。
「それも今日で終わり……今夜は良い月夜ね」
そう言うと、裕美は背中に背負っていたリュックを下ろし、中から一つの宝物を取り出した。
「秘宝『たむならの鏡』……」
それは、かつて仙人が「この世の邪悪を断て」と言い残して裕美に授けた神秘の鏡だった。
鏡の表面には、狭穂多武羅姫命の顔が映し出された。だが、そこには二つの像が交差していた。
一つは、美しい女の顔。
もう一つは、朽ち果てたミイラのような顔。
「『たむならの鏡』……邪悪を滅ぼせ!」
裕美が叫ぶと、月の光が鏡を反射し、神聖な光線が狭穂多武羅姫命へと放たれた。
だが――。
狭穂多武羅姫命は瞬時に身を翻し、その光を避けた。
そして、再び笛を吹き始めた。
甘美な旋律が空気を震わせ、裕美の意識が急速に薄れていった。
まぶたが重い。
体がふわふわと宙を漂うような感覚に襲われた。
「……いけない……催眠音……」
そう思うが、意識がどんどん遠のいていく。
裕美の手から、『たむならの鏡』が滑り落ちた……。
第5章:邪悪を断つ剣
たむならの鏡は銅鏡であり、落としたくらいでは割れはしない。
だが、地面に叩きつけられた瞬間、それは周囲の空気を震わせるほどの鋭い音を響かせた。
その音にハッと我に返る裕美。
朦朧としていた意識が一気に覚醒し、彼女はすぐさま落ちた鏡を拾い上げた。
「まだ終わりじゃない……!」
たむならの鏡を握りしめ、もう一度夜空を見上げる。満月の光が鏡に吸い込まれ、再び神聖な輝きを放ち始めた。
裕美はその光を狭穂多武羅姫命に向け、鋭く鏡をかざす。
次の瞬間――。
神聖なる光が一直線に放たれ、狭穂多武羅姫命の身体に命中した。
「きゃあああああ!!」
白い貫頭衣をまとった狭穂多武羅姫命の身体が、足元からゆっくりと燃え上がる。
青白い炎が彼女の全身を包み込み、その美しい顔は苦悶に歪んだ。
「ぐ……許さない……!」
しかし、やがて狭穂多武羅姫命の身体は光とともに消え、同時に彼女の手にあった笛もまた、音もなく霧散した。
「終わったのね……」
裕美は鏡をそっと下ろし、深く息をついた。
だが――。
終わりではなかった。
「フフフ……人間風情が、よくもここまで……」
突如、空気が震える。低く、響くような声。
それは、狭穂多武羅姫命のものだった。
だが、そこに立っていたのは、もはや美しき姫ではなかった。
「これが……あたしの正体さ」
そこには、巨大な大蛇がいた。
狭穂多武羅姫命は、その真の姿を現したのだ。
漆黒の鱗に覆われた巨体が、とぐろを巻きながらゆっくりと持ち上がる。
黄金色の瞳が、冷たく光った。
「消えろ、人間……!」
咆哮とともに、大蛇は裕美に向かって飛びかかった。
「くっ……!」
裕美は咄嗟にリュックに備え付けてあるもう一つの神器を取り出す。
「たむならの剣……!」
リュックよりも長く、まるで神が宿るかのような神秘的な輝きを放つその剣。
それは、たむならの鏡と同じく、邪悪を断ち切るために仙人から授かった神の剣だった。
刃に宿る霊光が、月の光を受けて鋭く煌めく。
「……これで終わりよ!」
大蛇は鋭い牙を剥き出し、裕美へと猛進してくる。
裕美は剣を構え、寸分の狂いもなく斬撃を放った。
刹那、たむならの剣は大蛇の首を貫いた。
「ギャアアアアア!!!」
絶叫とともに、狭穂多武羅姫命の体は崩れ落ちる。
闇の気配が霧散し、邪悪な気が消えていくのを裕美は感じた。
かくして、狭穂多武羅姫命は完全に滅びた。
***
静寂が戻った森。
裕美はその場に崩れ落ちそうになりながらも、横たわる詩織のもとへ歩み寄った。
リュックから水筒を取り出し、彼女の唇にそっと水を注ぐ。
「詩織さん、目を覚まして……」
しばらくすると、詩織がゆっくりと瞼を開いた。
「……え? なんで私、ここにいるの?」
ぼんやりと辺りを見回した詩織の視線が、すぐそばで気絶している霊光へと向いた。
「……霊光先生がこんなところで気絶してる?」
裕美は肩をすくめながら、霊光の顔を覗き込んだ。
「このおじさんをどうしようかしら……」
軽く霊光の頬を叩きながら、裕美は苦笑する。
「おじさん、起きてよ……」
だが霊光は微動だにしない。
しばらくして、裕美はため息をついた。
長い夜が、ようやく終わったのだった。
第6章:終幕
翌朝、静かな旅館の広間で、霊光は女将に向かって堂々と口を開いた。
「さて……女将さん。無事に娘さんも戻ったことですし、約束の謝礼をいただきましょうか」
その言葉に、隣で朝食をとっていた詩織が顔をしかめる。
「お母さん、この人、詐欺師よ。ずっと気絶していたんだから!」
詩織が腕を組み、呆れたようにため息をつく。
「えっ、それは……その……」
霊光はばつが悪そうに頭をかき、視線を泳がせた。
「おじさんって、本当にどうしようもない人ね」
詩織が呆れ顔でつぶやくと、女将も苦笑しながら深くため息をついた。
***
午後、裕美は町のカフェに立ち寄り、カプチーノを楽しんでいた。
ほのかにシナモンの香るミルクの泡が口元に触れる。
平穏なひととき。
しかし、その時間は長く続かなかった。
「せ、先生!」
甲高い声とともに、霊光が姿を現した。
彼はもみ手をしながら、裕美の前の席にぺこぺこと何度も頭を下げる。
「せ、先生、お名を教えてください!」
裕美はカップを置き、ゆっくりと霊光を見つめた。
「霊能探偵・伊田裕美よ」
その名を聞いた瞬間、霊光の目が輝いた。
「先生! お弟子の一人にしてください! お願いします!」
真剣な表情で頭を下げる霊光。
裕美は小さく笑い、カプチーノをもう一口飲んだ。
「……さて、どうしようかしらね」
(完)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回の作品では、日本の古代信仰や伝説にまつわる怪異をテーマに、霊能探偵・伊田裕美が吸血鬼伝説に挑む物語を描きました。
狭穂多武羅姫命という架空の存在を通じて、永遠の美を求めた者の末路を描き、恐怖と神秘が交錯する物語を紡ぎました。
また、高橋霊光のような人間味あふれるキャラクターを加えることで、シリアスな物語の中にも軽妙なやり取りを取り入れました。
裕美の新たな戦いは、これからも続いていきます。
次回作もどうぞお楽しみに。
感想やご意見をいただければ幸いです。




