魔の森踏破
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キャンプを終えると森を突き進む。
この魔の森を抜ければ領地に到着できるのだ。
俺とカレンは一日でも早く領地へ到着したかった。
しかし、魔の森というやつは厄介で魔物の襲撃が途絶えなかった。
先日のゴブリンに引き続いてオークの襲来を受ける。
カレンが嫌いなオークの一団は石の槍を持って俺たちを突き殺そうとする。
俺は颯爽と避けると、
「カツレツ候補には負けられない」
と言い放った。
「その呼称はやめて」
とはカレンの言葉であるが、彼女はやっぱりオーク料理に禁忌を持っているようだ。
俺は颯爽とカツレツどもを倒すと、何匹か斬り伏せた。
オークは知能があるので戦局がさだまると波を打ったかのように撤退していく。
「恐るるに足らずだな」
そのように言うと彼らが落としていった物資をあさる。
金目のものはなかったが、薪を持っていたのでここで補給をする。
さて、こうしてオークの襲撃を蹴散らすと森の端が見えてきた。
魔の森の攻略が終わったのである。
「無事、魔の森を越えることが出来たわ」
「ああ、あの先に俺の領地がある」
「あなたの治める村ね。いったい、どんな場所なのかしら」
「いいところだよ」
そのように纏めると俺たちは馬にまたがり、村へ向かった。
そして数刻後には村に到着し、水の利権の裁定を始めるのだが、結果から言えば俺は村同士のいざこざを綺麗に治めた。
こうして領主としても冒険者としても成長を示した俺。その傍らには悪役令嬢がいるのだが、はてさて、ふたりの関係はどうなるのだろうか。
それは今後の俺の手腕次第なのかもしれない。
そんなことを思いながら俺は彼女との生活を楽しんだ。
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