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【休載中】最強高校生は平穏な生活を望む  作者: ぽむむん
第1章 始まり
9/40

第7話 休暇 2

どうも、ぽむむんです。

更新が遅くてすみません。

もうすぐ、400PV行きます。

誤字報告、ありがとうございました。


改 500PV行きました!

「おーい。そっち行ったぞ~。」

「えいっ。」

アリサが、ビーチボールをこっちへ送ってくる。

「ほいっ。亮太。」

「うおわっと。」


体勢を崩した亮太が、海面に倒れた。


「あはは、亮太君だっさ~。」

「う、うるせーよ。」

「あれ、そう言えば颯太君は?」

「ああ、あいつはあっち。」


そう言って、砂浜の方を指差す。

その先には、大人達と混ざって()()()ビーチバレーボールをしていた。


「うわー。あれは、ガチの奴じゃん。」

「凄いね~。大人達の中でも活躍しているよ。」

「暑くなってきたから、かき氷でも食べるか。」

「いいね。賛成。」

「うん、いい。」

「俺に奢ってくれよ、瞬一。」

「奢るわけねーだろ。」


かき氷のメニューを見たのだが、


「高っ。450円だと!」


思わず口にしてしまった。そしたら、店のおばちゃんが睨んで来た。ああ、怖い、怖い。


「なにこれ、シークワーサー?これにしよ。」

そう言って亮太は、いかにもマズそうな味をえらぶ。


「私はメロンで。」

「コーラ。」

「じゃあ、ストロベリーにしよっかな。」


「はい、まいど。」

出てきたのは、値段に似合わず普通のかき氷だった。なんか、損した気分だよ。まあ、本当に損なんだけど。


「なんだ、この味。夏っぽい味がする。」

「ん~美味しい。」

「うう、冷たい。」


みんな、思い思いにかき氷を味わっていた。てかなんだよ、夏の味って。

俺も美味しいと思ったけど、やっぱり高い。


「瞬一、交換しよっ。」

「む、私も交換。」


そう言って2人は()()()()()かき氷を差し出してきた。


「ほい、やるよ。」


そう言って俺のかき氷を2人に渡す。


「はい。」 「ん。」

「いいよ俺は、知覚過敏(ちかくかびん)だし。」


魅力的だが、断っておいた。2人が残念そうな顔をしたのは、見なかったことにしておこう。


「なあ、瞬一。これから、どうするんだ?」

「皆が各自好きなことをすれば。」

「私は、シュノーケル使ってブロックの方に行こうかな。」

「じゃあ俺は颯太の方、見てくるよ。」


アリサと亮太は、すぐに居なくなってしまった。忙しい人だね。


「じゃあ、俺はパラソルの下で寝とこうかな。」

「私も。」


いや、付いてくるんかい。まぁ、良いけど。


「瞬一。ドミニオンの倉庫場所が分かった。」

「本当か!それは、どこだ!今すぐni、、」

「待って、データは送るから。けど、今日だけはその事を忘れて。、、この時間、好きなの。だから、お願い。」


いつもの花梨と違って、話が長い。必死になっているからだろう。


「、、、、ああ、分かった。」


花梨の悲痛な叫びは、瞬一の心に届いたようだ。


「ちなみに、瞬一の妹っぽい人はそこに見つからなかった。ゴメン。」

「そうか、、、、、。大変な思いをさせてごめんな。」

「ん、大丈夫。」



「花梨は泳がなくて良いのか?」

「ん、そんな好きじゃない。」

「そうか、なんかするか。」

「んー、砂の城造りたい。」

「俺が手伝おうか?」

「ん、ありがとう。」

「じゃあ、どこに造ろうか。」

「波が届きそうで届かないところ。」


何だその微妙なところは。


「じゃ、あっちらへんに造るか。」

「ん、。」


そう言って、バケツとスコップを装備して建設予定地へ移動する。


「で、最初どうするの?」

「まずは、土台造るの。」


と言って、作業に取りかかる。てか、思ったけどいつもより、口数が多くね。夢中になっていると、口数も多くなるのか?そう言えば、仕事モードの花梨も口数多いな。


「次は、何をするんだ?」

「次は、堀と外壁を造るの。波に耐えられるような大きいの。」


あー、だからか。波が届きそうで届かないところにしたの。

てか、見た目より実用性ですか、現実主義ですね。ちょっと共感出来るわ。


どんどん外壁が造られ、その周りに堀が掘られて行った。

さっきから、周囲の人の目が集まっている。まぁ、しょうがねーか。こんなことしているの、俺らだけだし。


「ん、出来た。こんどは、土台の上に造るの。」


その後は、黙々と城が造られていった。


「出来た!」 「完成だ。」

城と言うか、要塞みたいな物が完成した。


パチパチと拍手が起こった。周りを見ると、多くの人が集まっていた。


「すげー、ナニコレ。めっちゃ細かっ。」

「砂で造れるレベルじゃない気がするんだけど。」

「精巧に出来ているわね。」


戻ってきた3人が、口々に感想を言う。


「ほとんど造ったの花梨だけどね。」


そう言うと、花梨は誇らしげに胸を張った。

いちいち動作が可愛いな。


「グ~~」と誰かのお腹が鳴った。


「あー。腹がへってきたな。」


どうやら、さっきの音は、亮太のものらしい。


「確かにね。もうすぐお昼だし。」

「じゃあ、昼食でもとりますか。」


アリサの提案により、俺たちは昼食を食べることになった。


(やっぱ、高ぇ。)

さっきの店とは違う店に来たが、想像した通りやっぱり高かった。

(具の無いカレーか、味の薄い焼きそばどっちにしようかな。)


「私、バジリコパスタ。」

「サンドイッチ。」

「俺は、塩ラーメンで。」

「じゃあ、僕は冷やし中華にしようかな。」


みんなが、高額商品を選んでいく。


「焼きそば1つで。」


究極の決断の末、30円安い焼きそばになった。


「そう言えば、颯太ってビーチバレーどうなったの。」

「ああ、なんか練習をしてから。試合をしたよ。21対15 21対18でどうにかなったよ。」

「勝ったの。おめでとう!」



「やっぱ、味薄い。」

「パスタに対してのバジルの量が、、、」


確かに、明らかにバジルが少なかった。言い換えるなら、ほとんど茹でたパスタだった。


「うん、うめーな。」


能天気なお馬鹿さんは、味覚も悪いそうです。


「タレが薄いな。少し。」


颯太も控えめに、文句を漏らしていた。


「ハムが無い。」


薄いパンに挟まれているのは、しおれたレタスと卵だった。



みんな、文句を言いつつも味わっていた。


「ふぃー。お腹がいっぱい。」

「なんかやり残したこと、あるか?」


みんな特にないようだった。それぞれ、遊びきったようでなによりだ。


「じゃあ、今日はお開きにしますか。」

「了解。」

「ん、楽しかった。」

「楽しかったぜ。」

「ああ、僕もだよ。」


こうして、楽しかった1日が幕を閉じた。








ビーチバレーは、21点先取の2セットマッチらしいです。

「面白い!」や「続きが気になる!」と思った方は、感想を「あんまりだなぁ」や「つまんねぇよ。」と思った方は、アドバイスや意見をぜひお聞かせください。

皆さまの応援が力になります。どうぞよろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ストーリーが好きです。 [一言] 花梨ちゃん可愛い過ぎる
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