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【休載中】最強高校生は平穏な生活を望む  作者: ぽむむん
第2章  変動
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第12話 苦戦

どうも、ぽむむんです。

更新が遅くなってすみません。

勉強との両立、大変ですね。


「もしもしっ、緊急事態なの!」

「うわっと。夏稀さん、驚かさないで下さいよ。」


しかし、夏稀さんは逼迫(ひっぱく)したような声色で続けた。


「それどころじゃないの。清雅君の連絡が途絶えたわ。」

「え、どういう事ですか?」

「まだ、余り分からないけど、『通話している余裕が無い』とか言って切れちゃたのよ。それからずっと連絡が途絶えているわ。」

「じゃあ、敵に捕まったとか。そう言う事ですか?」

「ええ、最悪の場合そうよ。」

「少し、状況が悪いですね。」

「ともかく。制御室がある、中心部に向かってくれる?金剛さんとも合流してね。」

「分かりました。」


「金剛さん。こっちに合流してくれますか?少し、状況が悪いくなりました。」


マイクをonにして、呼びかける。


「分かった。すぐに行く。」


こういう時に冷静で居られる金剛さんはすごいな。


「ありがとうございます。中心部付近で合流しましょう。」


「そっちはどうでしたか?こっちはあまり敵がいなかったです。」

「ああ、こっちもだ。」


やはり敵は一か所に固まっているのか?それとも逃げたのか?


「状況は聞いてます?夏稀さんから。」

「いや、マイクはこっちに繋がっていないんだ。」


やべ、そうだった。夏稀さんから言われていたけど、忘れていた。


「あ、すみません。じゃあ、簡単に説明すると、前を先行していた柳さんの連絡が途絶えたそうです。その為、連絡が最後にあった制御室付近の中心部を捜索するらしいです。」

「柳は大丈夫なのか!」

「まだ、分からないです。多分、殺されてはいないと思います。」


根拠を持たない、ただの臆測だが一応言っておいた。

しかし、今思うと俺って感情が薄いな。胸中もさざ波すら立っていない。人が()()()かもしれないのに。

こういう自分は嫌いだ。戯言(ざれごと)だけど。


「ああ、そうだな。諦めるのは早いか。」

「じゃあ、進みますか。ここから先はセキュリティシステムが生きているんで。」

「つまり、柳はここを通っていないのか。」

「それか、システムを壊す余裕が無かったか。」

「どっちにしろ、進むしか無いだろう。」


「ここが制御室ですか。」


扉の前に立って、小声で問いかけた。


うん。と首をうなずかせて金剛さんは肯定する。


「じゃあ、行きますよ。」

拳銃のホルスターに手をかけながら扉を蹴破る(けやぶる)

しかし、その先には、、、


「誰も居ない?」


人影すら、見えなかった。


「誰も居ませんね。金剛さん。」


そう言うが、返事が一向に帰ってこない。不振に思って振り返ると、倒れている金剛さんが居た。

その瞬間、

ぞわりと背後から殺意がした。

動いたら殺されそうな。そんな感じがした。

しかし、


「あっぶねーな。おい。」


そう言いいながら、バックステップ加速(アクセラレート)で死の暫撃を避ける。


「活きの良いやつもいるじゃねーか。ひゃっはー。」

「そりゃ、こっちの台詞でもあるな。ハイテンション。」


お互いに対峙する。


「ドミニオン8幹部が1人。〈暴虐〉のグラゼル様だぜ。」


巨人のような体躯をした男が言った。

にしても、こいつ口が軽いな。さっきの言葉だけでこいつ並の強いやつがあと7人居ることが分かった。


「どうも、通りすがりの高校生です。」


一応、挨拶を返す。


「ひゃっひゃっひゃ。お前みたいな若造も嫌いじゃないぜ。」


どうやら、好印象のようだ。まぁ、こんな奴に好かれたくないけど。しかも最初、殺されかけたし。


「1つ忠告する。妹の場所を教えれば、殺しはしない。」


沸き上がる怒りを抑えて言った。

しかし、


「悪いが若造。俺はそんなもんで怯まねえぞっ。おらぁっ。」


返ってきたのは、ファルシオンのようなメイスのようなものの攻撃だった。


「大振りじゃ当たらねえよ。」


お返しとばかりに掌底打ちを食らわす。


「ぐはっ。良いなぁその目。お前の妹に似て強気だぜ。」

「おい、今何て言った。お前、結実をどうした。」


瞬一の言動に怒気が混じる。


「おっと、口が滑った。まぁ、俺様はそんなに知らないけどな。」

「痛い目会いたくなかったら、さっさと吐きやがれクソ野郎っ!」

「ガキが(イキ)ってんじゃねえよ。」


その後も斬撃は降り注ぐが、あたりはしない。しかし、瞬一も攻めあぐねていた。


グラゼルがファルシオンメイスを大きく回す。


「だから、大振りは当たらねえんだy、」


グラゼルは瞬一に振り下ろす直前に前に出て、間合いを詰めた。

そのため、間合いを見誤った瞬一は、


「ヤバいっ、間に合わn、がはっ。」


バキッと鈍い音がして、おもいっきり壁に叩きつけられた。


「いってえな。グッ、、、、もう左腕が使い物にならねえか。」


瞬一の左腕はぷらんと垂れ下がっていて、見るからに骨折していた。


「まだ立っていられるとは、驚きだぜ。」

「体だけは丈夫なもんでね。」

「そうか、お前みたいな人材は惜しいがお別れだぜ。物事に終わりってもんは必ず付くんだよ。」


まだ、立ったままの瞬一に向かってファルシオンメイスを振るう。

あと、少しで死の暫撃が届くというところで瞬一が動いた。

超高速の加速(アクセラレート)によって、ファルシオンメイスの死の暫撃をくぐり抜けて、瞬一は大きく跳躍した。


「その攻撃はもう見切った。」


空中で構えて、そのまま、落下の運動エネルギーに身を(ゆだ)ねて、拳を振り切った。


「がっ。」


ゴリッと骨が擦れる音がして、グラゼルの首が折れた。


「お別れするのは、お前だよ。」


「瞬一君。聞こえる?」

「あ、はい。大丈夫ですよ。」

「そう、良かった。何かあったの。途中、連絡が無かったけど。」

「敵のボスと交戦しました。一応斃し(たおし)ましたけど、骨折しました。あと、柳さんと金剛さんが気絶しています。一応、2人とも命に別状はありません。」

「そんな事があったの。お疲れ様。あとは、処理班が片付けてくれるわ。」

「そうですか。今、戻ります。花梨にも、宜しく言っといて下さい。」

「ええ、分かったわ。」


通話を終えて、出口に向かって歩き出す。

ドミニオン8幹部、結実の行方、左腕の骨折、色々な面倒ごとが増えた。











長くなってしまった。

そう言えば、誰でも感想は書けるので、是非お願いいたします。

あと、最近「詠唱魔術師~詠唱が古くなったこの世界で無双します~」と言う小説も書き始めました。もし、良ければそちらの確認もしてみて下さい。

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