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ひねくれた僕の愛のカタチ  作者: 佐山弾
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セクシャルマイノリティについて

 自分にとっての愛、考えられましたか?

ちなみに僕は答えが出ていません。

なら、なんで聞くんだ?と疑問に思った方もいるでしょうから説明します。


 まず僕は無性愛者です。

性行為なんて気持ち悪いと思っています。

 しかし、ゲイやレズビアンの方を気持ち悪いとは思いません。

僕にとっては同性愛者も異性愛者もたいして変わらない存在なので。


 ただ、同性愛者を批判する異性愛者の方のことは理解が出来ません。


 貴方だって人間を愛しているじゃないですか?


そう言いたくなります。

 同性愛者を批判する人に聞いてみたことがあります。


 なぜ、批判するんですか?


すると、子どもの教育に悪いと返ってきました。

 本当にそうでしょうか?

ちなみに僕がセクシャルマイノリティという言葉を知ったのは、

中学生になってからです。

 それまでは自分がおかしいのだと思いながら過ごしてきました。

自分の気持ちを話たら、気持ち悪いと言われるのではないかと思いながら。


 もし僕がもっと早く自分のことを知っていたら、こんなに悩むことはなかったのでは?

と思っています。

 子供がセクシャルマイノリティというものがあり、

世の中では普通という枠のなかに入れない人がいるということを知っておかないと、

いじめに繋がることもあります。

 

 気持ち悪いと親が批判していては、セクマイの子供は親に悩みを相談できなくなってしまいます。

セクマイを批判することは子供にとっていいことだと言えないと思いませんか?

 

 だからと言って、セクマイのことを学校の授業で扱うべきだとは思っていません。

だって教えるのって、LGBTだけじゃないですか?


 僕はどうなるの?


 LGBTという言葉が出てくるたびに心のなかでこんな言葉を呟いています。

結局、LGBTという言葉だけが浸透したところで、僕の苦しみは変わりません。


 もうひとつ間違っていることと言えば、LGBTトイレなどという訳の分からない物です。

みんなのトイレというとても便利なものがもうすでに存在しているじゃないですか。

 それになぜ、同性の人を好きになるというだけの理由でトイレを分ける必要があるんですか?

同性を好きなる人は女子トイレ男子トイレには入ってはいけないのですか?


 100歩譲ってLGBTの方向けのトイレを作ることにしたとき、名称はLGBTトイレに

なるのでしょうか?

 LGBには必要ないのでTトイレと名称を変えることをお勧めします。


 いえ、TQトイレになりますね。

Qとは、自分の性別を聞かれたとき、男か女か答えられない人達のことを指します。

僕もこのQにあたります。

 こうするとどんな人向けのトイレなのか分からなくなってしまいますが、

当事者の僕からすればそっちの方が都合がいいです。

 今、この世の中で自分がセクマイだと胸を張って言える人はごく一部です。

なのにLGBTトイレなどと分かりやすい名称にしてしまったら、

周りから白い眼で見られるのではないかと思って入れなくなってしまいます。

 

 簡単に言うと、LGBTトイレはお金の無駄です。

そんなことをする前にみんなのトイレを増やしてはどうでしょうか?

大人がそんなことも分からないなんて・・・・

 子供の力はすごく小さいので早く何も変えることはできません。

だから、大人を信用して信頼しているのです。

不良でもないかぎり、先生や親の言うことには従いますよね?

少なくとも僕はそうです。


 子供にセクマイの教育をできるのは当事者だけです。

レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、Xジェンダー、無性愛者

全ての方の大人と子供両方の話を聞かなくてはいけないのではないでしょうか?

 

 そうしないとLGBTだけが広まり、セクマイの中でも差別が起こってしまいます。

いえ、もう起こっています。

 

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