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積極転移者の無双戦記〈ワールドコンクェスト〉  作者: 仮谷 真生
第一章 第一の世界〈ファースト・アライブ〉
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スピリットの力

おそらく3ヶ月ぐらいたった頃、俺は、かなりの強さを手に入れていた。

まずは、素の剣の状態でも、周りの木を吹き飛ばせる、竜巻のようなものを起こすことができるようになった。

さらにもっと剣を使いこなせるように、たくさんある木で、木剣をつくって双剣の実力もかなりつけながら剣の特訓をしていた。

体力も相当のものになって、2時間の素振りでも余裕に感じれるほどだった。

そこで俺はあることを考えた。

それは、(スピリット)を開放して剣を一回扱ってみること。

実戦でいきなりこの力などを使っても、あまり役に立たないと踏んだからだ。

少しはこの力の、使い方、知識を身につけなければ。

そう考えて俺はとうとう、力を開放することにした。


そして次の日…

俺は小屋の前に立っていた。

木を切り倒し過ぎたせいか、かなり綺麗に広く整地されていた。

まあ、力を存分に使えるので好都合だった。

そして…


「ハアァァァァァァァァッ!」


俺は剣を手に取って、地面を揺らすような掛け声とともに、力を開放した。

剣からは、眩い妖気のような力の象徴。

その力はすぐに全体に広がって、体からも出ていた。

この力を使ってこの力の検証したいことをたくさん、試した。

まずは、力を自由自在に操れるか。

それを試すために、一回、力の大半を右腕に集めることにした。

力に集中して操れるように、念じた。

するとだんだん全体に感じていた力が右腕の方向に集まっていくような感覚がした。

そして少しした後、全身から出ていた気も、右腕からしか出ていなかった。

その気は、腕の肌を見せないほど濃くて赤いものになっていた。

そして、この眩い腕を振るってみると…


「ビュュュュゥゥゥゥゥゥンッ!」


激しい音とともに、回りの木が強風に吹き荒れていた。

ここで分かったのが、力は自由自在に操れる。

でも剣の威力よりは弱くなっているような感覚があった。

だからこの力での攻撃は剣、体では攻撃以外のことすべてに回そうと思った。

それからはこの力で様々なことをした。

例えば足に力を集めて、スピードを格段に速くする技。

腕にわざと傷をつけて、傷がついた部分に力を集めて治療を早める技。

目に力を集めての超視覚や、耳に力を集めての超聴力など。

色んな事を試しているうちに。夜になっていた。

とりあえず小屋に入って、力の復習をした。

技はしっかり成功したので、試していけると思った。

ただすぐに発動できるかといわれると、納得はできないので、あしたからメニューに、力を使った特訓をすることにした。

今日の特訓をしているうちに思ったのは、力を発揮していない状態での特訓も、力を発動した状態の能力には反映されているということだ。

だから力を発揮した時、俺はとんでもない力を得られる。

そんなことを考えていると、興奮は止まらなかった。

俺は明日の特訓の事を考えながら、眠りにつく…

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