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プロローグ
俺は散歩していた。
優雅な散歩だった。
人があまりいなく、朝日に照らされた場所を歩いていた。
その散歩は至福のひと時だった
でもその散歩は次の瞬間終わった。
目の前に目を驚かせるものが現れた。
それは、歪んだ空間。
急展開過ぎた。
現実でこんなもの現れるのか。
と、一瞬表情が驚きに包まれたが表情はすぐに戻った。
まるですべてをを悟ったかのように。
この状況を悟れる俺もおかしいと思うが…
意外なことに俺には焦りや迷いがなかった。
このつまらない日常とさよならできると思ったからだ。
「少しは楽しませろよ!」
俺は迷いもなくその嘆きに身を乗せて歪んだ空間に飛び込んだ。
少し意識が飛んでいたような感覚があったが、難なく意識を取り戻した
目を開けた瞬間、衝撃が広がった。
俺の目に見えていたのは…
「異世界!」