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退廃主義と赤薔薇の館  作者: 琴原 宰
1/5

館は森の奥に



 広大な国境沿いの領地を越え、隣国まで広がりをみせる、深い森。

 夜の国のような森林地帯に、窪みのような浅く広い谷がありました。


 丁度、森の裂け目のように、その窪みは存在します。


 まるで、何かの入り口のように。


 館は、そこにあるのです。



 『赤薔薇の館』。



 領民は皆、その小城のような建築物を、そう呼んでおります。


 そして、恐れているのです。誰も近づきません。


 その館に住むのは、ただ二人。

 勘当された貴族の子女と、その召使だけ。


 今、その妖しげで上質な館に、一人の少女が、『貢物』として、やってきました。

 彼女の名前は、シエラというそうな。


 シエラは、妖しくも上質で、そして広大な『赤薔薇の館』で、一体何を見るのでしょう。



 ――――そして。



 彼女は何処へ、連れて行かれるのでしょう……。


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