手野重工業子会社手野武装警備株式会社戦艦部門
手野重工業は、その子会社に武装警備専門の会社がある。
手野武装警備株式会社という名前だ。
そこには、手野グループ全体の武装警護を担当している。
中でも目を引くのが、手野グループのみならず、今となっては唯一となってしまった、戦艦製造部門だ。
実際の製造は、手野重工業とその子会社たちがやっている。
今は、その維持管理と、実際の航海を担当しているにすぎない。
とはいうものの、分類上手野型戦艦と呼ばれるその艦は技術力の結集だ。
海外からオファーが来るが、見学だけで実際に買っていくところはない。
第2次大戦までならまだしも、いまでは戦艦は持っていても仕方ないものという印象なのだろう。
この会社の、戦艦部門長となってから、買ってくれた会社は、手野グループのみだ。
武装警備というのは要人や警護対象を、武力の力によって粉砕し、警護をするということを担当している。
傭兵業も請け負うことができるが、政府から許可が下りないので、それは無理だ。
戦艦部門は、島一つ、地域一つといったような、人を対象とせず地域を対象としている。
いまでも作り続けているのは、技術力誇示とその維持のためだ。
射爆は、見ていてやはり気持ちがいい。
実際の戦闘にも耐えうる力を秘めている。
そうならないことを、切に願うばかりであるが。