君へ歌う。
君はきっと知らないね
君はいつも誰かの陰に隠れているけど
本当は君が強い人で
誰よりも優しいってことを
私はちゃんと知っているよ
だから一歩だけ前に出て
顔を上げて 世界を見て
私が世界を見せてあげる
私が背中を押してあげる
もしもその先で君が誰かに責められても
私が全部受け止めてあげる
君が受け入れられるようになるまで
私がずっと守ってあげるから
ちょっとずつでもいいんだよ
一歩だけでも前に出て
そのたびに君は強くなる
一歩の数だけ強くなるの
きっと君の未来には
私はどこにもいないのだけれど
今だけはそっと君の手を引くから
君は後ろが気になって
何度も立ち止まっては振り返る
ねえ 君の背中は私が守るよ
だから君は恐れず進んで
君の後ろに近づくものは
君が名付けなければないんだよ
それでも怖くて気になるなら
私が背中を合わせてあげる
光が要るなら私が照らすよ
君が必要としなくなるまで
君の行く先は明るいよ
君はがんばり続けるから
声がほしいなら応えてあげる
だからいつでも私を呼んで
それでも怖くて寂しいなら
私が手を繋いでいるから
何度だって言ってあげるよ
大丈夫だよ 心配ないよ
迷わないで
私がいるよ
いつか君と一緒に歩く人は
きっと私ではないけれど
今だけはそっと君を支えるから
だから君は迷わなくていい
私はずっと君の傍にいる
君が一人でも笑えるようになるまで
君の未来へ手向けに贈る
きっと君には届かない歌
いつか君は一人で歩き始める
そのときがきっと私の最後
私は立ち止まる 君は進み続ける
君と私は遠くなる
君にはもう 私の手は必要ない
それでいいの 君は前へ行って
前だけ見て 大丈夫
君はもう一人でも大丈夫だから
私は君を信じているから
君がいつか挫けそうになっても
君は一人で立ち上がれる
君はがんばれるんだよ
絶対に諦めないで
私はもう君には届かないけれど
ずっと君を応援してるから
ずっと君を見送っているから
ずっと君を見守っているから
私に何も不安はないよ
君の強さを知ってるから
強くなった君を知ってるから
私は笑顔で見送れるよ
いつか君は大切な人と出会う
君を支えてくれる人
君が支えてあげられる人
二人で一緒にがんばって
その先には幸せがある
君の先の未来の全ては
幸せに繋がっているんだよ
だから必ず幸せになって
私から君へと小さく贈る
君の旅立ちに添える歌




