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閉ざされた扉
~夏姫~
「夏陽先輩それどういう意味ですか?」
夏陽先輩の言っている意味が分からない。
要君を救うっていったい。
「ごめん夏姫ちゃん急にこんなこと言い出して。」
「・・・」
夏陽先輩はまるで自分を思いつめるような目だった。
「少し話を聞いてくれない?」
「はい!」
「俺達ってさー物心つく前から親が仕事上の事情で
あまり家にいなくてさぁ~ ずっと4人で暮らしているようなもんだったんだ。
そんなんでもここまでここまでやってこれたなのに。」
「夏陽先輩?」
やっぱり昨日何かあったんじゃ