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底辺から始まる逆転冒険者生活  作者: 蒼井春雨
バレル神聖国編
34/35

均衡を崩す星

とても遅れてしまいました、大変申し訳ございません

今のサクラは確かに強ええ、圧倒的だ。

ただ負担がでけえ、もってあと3分といったところだろうな。


だからこそ俺がここで攻めきらなければいけねえ!

サクラよりランクは低い、それでも俺にだって意地がある。


「俺を忘れてんじゃねえよなァ!!」

「貴方など敵ではありません!」


レオの振るった剣はヴァナの槍で軽く止められる。

炎ですら彼女に効いている様子はない。


俺程度の力ではコイツに届かない。

それどころか足手纏いになっている。

このままで終わって良いわけがねえ、俺がもっと速かったら、もっと強い炎が扱えたら、コイツにだって俺の剣は届いただろう。


悔しかった、ここまで通用しないとは思わなかった。

さっきの攻撃だってサクラの乱れ斬りが突破しただけだ、俺の攻撃じゃない。


それでも、今俺にできることはあるんじゃねえか?


「再燃、『烽火連天』」

「何ッ!?」


「今の俺ならァ!!テメエも認めざるを得ねえだろォ!!!」


炎の爆発力が彼を後押しする。

燃え盛る炎はレオを脅威として判断するに至る。


「レオ!今しかないよ!!攻め切る!!」

「言われなくても!!」


炎が俺を一つ上に上げてくれた、『終極』なんていえねえお粗末な技だ。

体の温度を上げて無理矢理限界を超えている、こんな技長く使えるわけがねえ。


「出来損ないの『終極』で調子に乗るな!」

「光よ、神敵を浄化したまえ!!」


聖堂の光が一層増すと、光線を乱射し始める。


「クソったれが!」

「面倒な技!!」


「だが!!この攻撃は我の得意!!」

『反射攻撃!』


聖堂から打ち出された光はマークによって打ち返される。

さらに、


「私達だってできることはありますわ!!」

「ここで助けるのが仲間ですよ!!」


『雷鳴魔術 迅雷!』

「私たちに加護を!『瑞風!』」


雷が光を打ち落とし、風の幕はレオとサクラに道を提供する。


「流石だぜお前ら!!」

「ありがとねみんな!!」


二人の剣はヴァナの槍を砕き、彼女に浅からぬ傷を残す。

聖堂の光が弱まり、6人に勝機を感じさせた。




「ヴァナ!死ぬ気で1分粘りやがれ!!」

「! 承知しました!!」

「させねえ!!」


『獅子剣 開闢!』

『月暈』


レオの斬撃は月を思わせる光によって防がれる。



「残念ですが、これで私たちの勝利です。」








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