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底辺から始まる逆転冒険者生活  作者: 蒼井春雨
バレル神聖国編
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光と桜

「想像以上に厄介!我らの攻撃が通らないとは!」

「私たちは男の方を狙いましょう、恐らく人々を操っているのはあの男です。」

「そうですわね、私たちにできることを!」


『融合魔術 鳴神舞!!』

「穿て、『颱風!』」


ノエルによって指向性を与えられた竜巻が、ノアとマークの雷がニヴルに向かう。

しかし聖堂から放たれた光によって打ち消されてしまう。


「徹底的に魔法は封じられますのね!」

「残念だなぁ、お前らじゃ俺に届かねえよ!」

「チッ!ザコが偉そうな口を!『山颪!』」


再び放たれた光が風の弾丸を打ち消す。


なるほど… 確かに私たちの魔術は全て打ち消されています、しかし無敵ではないようですね。

先程の同時攻撃の時、明らかにヴァナの顔が曇った、つまりしっかり負担はかかっているということ。


「私たちの攻撃も無駄ではありません!攻めます!!」

「「了解!!」」





「面倒なことを…」

「余所見とは舐められたもんだなァ!!」

「温まってきたよ!ここが正念場!!」


「咲き満ちて、空を埋めるは花吹雪。全開だよ!『桜花爛漫!』」


『桜花爛漫』、反動の大きさから滅多に切らないサクラの切り札である。

人間が自動でかけている脳のリミッターを解除したうえで120%の身体強化を行う。


「今のウチは誰よりも速い!!」

「ここまで速ええのか!」


「ザシュッ!」

「っ!捉えきれない!」


サクラが言う通り『桜花爛漫』を発動した以上、彼女に対応できる人間は限られる。


「ここで決める!!」

「神敵が!貴様風情が私に勝てると思うな!!『日暈!』」

「なにこれ!?」


虹色の光がヴァナの周りを覆い、サクラの剣は防がれる。

さらにヴァナの金色の目が淡い虹色に輝き始める。


「危ねえ!!『金剛!!』」

「!!」

「防ぎますか、それでもその怪我では戦えないでしょう。」


異変に気付いたレオがサクラを突き飛ばし、炎の剣で防御を行う。

彼を襲ったのは虹の散弾、彼の想定と違う攻撃。彼の全身からは血が流れている。


「こんな怪我すんのも久しぶりだな…」

「レオ!大丈夫!?」

「問題ねえ!まだ剣は振れる!!」


ここに『守護者』は来てねえ、ルーク達が抑えてくれてんだ。

それなら俺が真っ先に倒れるわけにはいかねえよな。


俺は全力でサポートに徹する、何としてもコイツはここで倒す!!



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