大聖堂
「氷の雨! ジャータからの合図ってことは…」
「大聖堂に突撃です!」
私達の目標は大聖堂にいるであろう黒幕を倒すこと。
「明けの明星」の4人が面識のあるシスターが怪しいとはいえ、黒ローブの件もある。
敵が一人とは考えない方がいいでしょうね。
「もうすぐ到着だ!気合入れてくぞ!!」
「あぁ! ここまでは作戦通り上手くいっている!」
「止まれ!現在大聖堂は立ち入り禁止だ!」
「私に任せてください!」
「私たちに加護を!『瑞風!』」
風で生みだされた壁が騎士たちが近寄ることを許さない。
邪魔の入らない一本道を駆け抜けていくノエル達6人、そこにヴァナとニヴルが現れる。
「あれ?灰色の彼と白の彼はどうしたよ?」
「いねえからなんだってんだ? テメエらくらい俺達で十分だ。」
「いないならいないで構いません、神敵は討つのみです。」
「賜え、『神に捧ぐは光の聖堂』」
「やっぱり持ってやがったか! イザベラ頼む!!」
「任せて、『強化結界』」
「やっちゃうよ!『桜前線!』」
短剣を抜いたサクラがヴァナに向かって駆ける。
「速いっ!」
「ギィィン!!」
槍と短剣がぶつかり金属音が響く、サクラが距離を取ると再び高速で接近する。
彼女の『桜前線』は身体能力を大幅に向上させる。
小柄な彼女が力で負けないように、より速く駆けられるように鍛え上げた魔術である。
「サクラに続きますよ!『山颪!』」
「もちろんですわ!『雷鳴魔術 鳴舞!』」
ヴァナを全方位から雷と風の弾丸が襲う。
逃げ場のない攻撃が彼女を襲うが…
「無駄です、私には届きません。」
光がすべての魔術を迎撃する。
「魔術は通じねえのか! なら『獅子剣 花筏!』」
「ウチもいくよ! 『乱れサクラ斬り!』」
「くっ…」
レオとサクラの乱れ斬りがヴァナを襲う。
捌ききれなかった太刀筋が彼女の左肩を浅く裂く。
「思ったより強いねえ、万が一も考えないとだな。」
俺は戦えねえ、もしここでヴァナが倒れるようなことがあれば俺もマズイ。
いざって時は呼び戻すしかねえか…
それより問題は『守護者』だ、白のアイツがここまで強えとは…。
だが、このまま相打ちになれば俺の目的に限りなく近づく。
頼むぜお前ら、俺のために死んでくれよ?
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