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底辺から始まる逆転冒険者生活  作者: 蒼井春雨
バレル神聖国編
31/35

膠着

作戦決行日の朝、俺達は聖都の入り口まで来ていた。


「止まれ!ゼド様の命により聖都は封鎖されている!」

「ふーん、今日はね無理にでも突破しに来たんだよ。」


『冷気開放』


「何ッ!!」

「この氷破壊できないぞ!」

「応援だ!ゼド様に至急応援を要請しろ!」


ジャータの氷が数人の下半身を凍らせる。

騎士も黒ローブもまだまだ残っている、『守護者』が来るまで粘ろうか。


「俺もやるぞ!『影縛!』」


影の鎖が騎士たちを縛り付ける。彼らも操られている、攻撃はできない。


「貴様ら自分がなにをしているか分かっているのか!」

「分かってるさ、ここを突破して聖都を脱出するんだよ。」


俺達が時間を稼いでいると唐突に緊張が張り詰める。


「「!!」」


「貴様らが不届き者か、早急に対処しよう。」

「まさかあんたと戦う日が来るとは思わなかったよ!!」


「『氷雨』、最大出力!!」


この場には『守護者』だけが来ている、ジャータの合図が行われみんなは大聖堂に突撃する。

作戦開始だ!!


「この程度か、笑えるな。」

「僕がこの程度な訳ないじゃん、ここからに決まってるでしょ。」


「終雪、『白銀の抱擁(ホワイトエンジェル)』」


刹那、一面の銀世界となった戦場に白銀の天使が降臨する。

さらに天使が翼を動かすとゼドの体が凍り付く。


「ほう、貴様も到達していたか。ならば私も見せるとしよう。」

「降臨、『神の奇跡(ミラグロ)』」


空に光の結晶が浮かび、彼の体から氷を砕いていく。


「小手調べの氷じゃ通用しないよねえ! 止めるんだ天使!」

「させぬ!」


天使が祈るように手を組むとゼドの四方から氷の柱が生える。

柱が生えると同時にゼドの動きが停止する。


「何!?」

「人間ってさ、寒いと動きが鈍るよね? 僕の『終極』はただ大掛かりにその現象を起こしているだけにすぎないんだ。」


「ヴォン!!」

「!!」


何をされた!? 奴の動きは完全に止めたはずだ。

なのになぜ天使に攻撃が届いた? 幸い天使は修復ができる、まだ戦いにはなる。

奴の『終極』は間合い関係なしに攻撃が届くのか!


「天使で受ける作戦はダメみたいだね… でもその結晶を壊せば僕の勝ちじゃない?」

「貴様こそその彫像が要なのだろう? すぐに破壊してくれよう。」


「「行くぞ!!」」


ゼドの斬撃が何度も天使を襲い、消失するたびに修復が行われる。

天使の力でゼドの動きも停止するが、斬撃による反撃で隙が見えないでいた。



想定以上にやりあえてるね…! やっぱり彼だけ人形を操るような不自然さを感じる。

彼ほどの実力者が丸腰の僕じゃなくて天使を狙った、操ってるやつは戦闘経験が浅いのかな?


ルークには悪いけど『影式充填』で回復して第二ラウンドを始めるつもりだった。

ただこのまま粘れるならダラダラいなしてあげようか。


だって大聖堂を取り返せば僕達の勝ちなんだから。










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