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異常事態

入り口まであと少しということもあり、ゴブリンに遭遇することもなく森から出ることができた。

ここから10分ほど歩けば俺の拠点、リドナの町に戻ることができる。

冒険者ギルドは町の中心にあるからそこまで歩かなければいけない。正直早く横になりたい…




冒険者ギルドはいつも通り賑わっている。昼過ぎから酒場で飲んだくれてるろくでなしが気になるな…

空いてる受付は 


「あっ!ルークさん!」


声をかけてくれたのは犬耳が特徴の茶髪美人レイさん、呼んでいただいたことだし早く事情を説明して帰るとするか。


「レイさん、お疲れ様です。」

「ルークさんこそお疲れ様です! いつもにまして疲れてますけど何かありました?」

「実はですね…」


森での出来事を話していくとレイさんの顔がだんだん曇っていく。

やはり赤いバケモノはイレギュラーなのだろうか。


「ルークさん、まずは討伐、そして生還おめでとうございます。」

「森に出た怪物ですが、おそらくオークの変異種だと思われます。異常事態ですので調査を行いたいと思います」


あれはオークの変異種だったのか…?ゴブリンの森にオーク、それも変異種が出たなんて話は聞いたことがない。少し引っかかるところはあるけれど、調査で判明するだろう。


「そしてもう一つ、調査次第ですがルークさんはDランクに昇格になると思います。」

「ほんとですか!?」

「もちろんです。未確定とはいえオークの変異種を討伐されたわけですから!」


長かった。Eランクから昇格するのに2年もかかってしまった。

でもついに俺も昇格できたんだ、この調子で目標に向かって強くなっていきたい。


「そういえば調査って誰がするんですか?」

「『明けの明星』のみなさんに依頼すると思われます。彼らなら安心でしょう」

「あの人達なら変異種でも倒してくれるでしょうね!」


『明けの明星』、リドナの町唯一のBランクパーティにして最高戦力の4人組だ。

彼らには冒険者になるときからお世話になっている。今回の討伐で成長したと思ってもらえれば嬉しい。


もう体が限界だったので、レイさんに別れを告げギルドを後にした。

今日はいろいろありすぎて疲れたな…


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