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底辺から始まる逆転冒険者生活  作者: 蒼井春雨
バレル神聖国編
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冒険者ギルド、バレンディア支部

迷宮攻略にあたって、迷宮の構造や出現するモンスターについての情報が足りない。

そんなわけで今日は冒険者ギルドで情報を仕入れに行こうと思う。





バレンディア支部の冒険者ギルドはリドナの町とは大きさの桁が違った。

基本的なつくりは無骨な石造りで、酒場が併設されている。

しかしバレンディアは迷宮を抱える都市、冒険者の数が違う。


「すまねえ、俺達はBランクの『明けの明星』ってパーティなんだが、迷宮の情報が欲しくて来たんだ。」

「かしこまりました。現在は30階層までの情報をお売りすることができます。」


レオさんがジェーンと書かれた名札を付けた女性に話しかける。

亜麻色の髪を短く揃えた受付嬢の方だ。

彼女は突然来た俺達にもにこやかに対応してくれた。


神聖迷宮、現在A()()()()パーティが41階層の攻略を進める大陸最大の深度とも噂される大迷宮である。

さらに31階層以降はダンジョンの難易度が大きく上がり、30階層で探索を辞めるパーティも数多く存在している。


「そんじゃ買わせてもらうぜ。それと最年少Aランクの話も聞かせてくれねえか?」

「ありがとうございます。申し訳ありませんが守秘義務がありますので…」

「いいよ、僕が聞かせてあげる。」


「!? あんたナニモンだ?」

「僕はジャータ、『凍花(いてばな)』ってパーティのリーダーだ。」


俺だけじゃなくレオさんですらジャータと名乗る青年が近づいたことに気づけなかった。

絹のような髪を目のあたりで切りそろえたどこか性別を感じさせない不思議な人だ。

髪と同じく真っ白な目からは感情を読み取ることができない。


「それとも君の聞きたかった最年少Aランクといえば分かるかな?」

「そうか、あんたが… ここまでとは驚いたぜ。」

「ふふ、ありがとう。よければ向こうで話さないかい? 僕も聞きたいことがあるんだ。」



ジャータの鶴の一声でルークたちは酒場へと移動する。

彼の聞きたい話とはなんだろうか。





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