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第二十八章8 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)2】8/序列18席1

 今日から2027年2月前半は序列18席の調査となる。

 参加者は、

 (1)【芳一】、

 (2)【数奇族】の双子の姉妹、【朝昼】と【夕夜】(2名で1人になっている)、

 となる。

 調査対象となる【贄喰威】の序列18位は、背中に【白銀髑髏】9つのタトゥー(刺青)をした存在である【悪運のヴォス】である。

 【朝昼】は、

『私達にプレゼントって?』

 と聞いた。

 【芳一】は、

「あぁ、君達【数奇族】の双子は同時に存在出来ない。

 ・・・だったよね」

 と言った。

『えぇ、そうよ。

 私達の因果は完全に別々になっている。

 だから、決して同時に存在出来ない』

「それが出来ると言ったら?」

『出来るって、そんな訳が・・・

 ・・・本当に?』

「うん・・・

 多分ね・・・

 ただし、制限が付く。

 僕の身体の様に複数の肉体に別の意思を乗せて自分達の意思で行動出来るけど、2つの肉体は因果律の関係で1キロ以上は離れられない。

 離れれば、事象の重い方が軽い方が引っ張られる事になる。

 それでも良ければの話なんだけど・・・

 どうかな?」

『ありがと・・・

 本当にありがと・・・

 妹に逢えるなんて・・・

 こんな嬉しい事は無いわ・・・』

「じゃあ、早速、やってみよう。

 【アンサー・クリエイト】・・・」

 と話した。

 そして、【朝昼】の身体からもう1つの身体が出現し、

『姉さん・・・

 逢いたかった。

 ずっと逢いたかった』

 と【夕夜】が現れた。

 【朝昼】は、

『私もよ。

 逢いたかった。

 ずっと逢いたかった』

 と抱擁したのだった。

 【芳一】は、

「良かった」

 と言って2人の姉妹の抱擁を優しく見守った。

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