第二十八章74 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)2】74/序列9席4
【芳一】の調査は続く。
【レアピュアディア】は、
『♪ふ~ん、ふ~ん、ふ~ん、ふ~ん、ふ~んふふふぅ~ん
ふ~ん、ふ~ん、ふ~ん、ふ~ん、ふ~んふふふぅ~ん
ふ~ん、ふ~ん、ふ~ん、ふ~ん、ふ~んふふふぅ~ん
ふ~ん、ふ~ん、ふ~ん、ふ~ん、ふ~んふふふぅ~ん
ふ~ん、ふ~ん、ふ~ん、ふ~ん、ふ~んふふふぅ~ん
ふ~ん、ふ~ん、ふ~ん、ふ~ん、ふ~んふふふぅ~ん
ふ~ん、ふ~ん、ふ~ん、ふ~ん、ふ~んふふふぅ~ん♪』
と鼻歌を歌い出した。
どうやら、そのリズムは攫った【歌姫】の楽曲の一部の鼻歌らしい。
自分のコレクションとして宇宙中の優れた【歌姫】をあつめて【プチラマ】(小さいながらも見せ方や細かな造型にこだわって名シーンを再現したジオラマの事)を作り、本物の【歌姫】達は殺害している。
【歌姫】が死ぬ事によって、その【プチラマ】の価値を不当に上げようとしているのだ。
芸術作品は作者が他界する事によってその価値が上がるのと一緒だ。
自分のコレクションの価値を高めるためには殺害も厭わない。
そう言う類の犯罪者だ。
単なる【歌姫オタク】では無い。
【歌姫】も生き続けていれば他の歌も発表する事もあっただろう。
【レアピュアディア】は、その可能性を奪い去っているのだ。
【歌姫】がブレイクした時を狙って攫い、【プチラマ】を作って殺害する。
それを常套手段としている。
せっかくの才能を潰す許されない行為。
それを平然とやってのけるのが【レアピュアディア】と言う男である。
【芳一】も一、クリエイターとして許すことの出来ないタイプという事でもある。
【芳一】は、
「その鼻歌の元ネタを持つ【歌姫】・・・
今、生きているのか?」
と聞いた。
【レアピュアディア】は、
『さぁねぇ~。
どうだろうねぇ~』
と言った。
真顔で嘘をつく。
それが【レアピュアディア】だ。
嘘に嘘を重ねる。
嘘偽りが服を着ている様な男。
それが、【レアピュアディア】である。
信用するに値しないクズ。
そう言う男である。




