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第二十八章69 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)2】69/序列10席6

 【ミトゥグェツ】との話は平行線のままだったが、彼女の売春斡旋行為を非難すると言う事で調査に来ている訳では無い。

 【芳一】に【ミトゥグェツ】の売春斡旋行為を罰する権利はない。

 【真の強者】達から彼に与えられているのは【覇王/オーバーロード】7名を殺した【下手人】の逮捕、もしくは殲滅する権利だ。

 それ以外の行為に対して対処する事は越権行為となる。

 だから、売春で泣いている者が居ようと、【芳一】は、何も出来ない。 

 それは【宇宙警察】の役目である。

 【芳一】は、

「とりあえず売春の事は置いておく。

 それより、【覇王/オーバーロード】殺しの【下手人】探しで調査に来た。

 あんたがそうで無いかをこれから調査する。

 身の潔白を証明してもらうぞ」

 と言った。

 【ミトゥグェツ】は、

『面倒臭いのぉ・・・。

 俺はやっていない。

 これで良いか?』

 と言った。

「やっていないと言うのならそれを証明する物は無いか?

 証明出来る者は居るか?

 どちらも無ければ、こちらで【アンサー・クリエイト】と言う異能を用いて調査する。

 それに異論はないな?」

『異論ならあるぞ。

 なぜ、俺が疑われなければならない?

 【下手人】とやらは、【贄喰威】以外にも居るのではないか?

 なぜ、俺達だけが疑われる?』

「【贄喰威】か、それに近しい者の犯行という事までは既にわかっている。

 後は、【贄喰威】かそれに連なる者の中からホシを見つけるだけだ。

 その事は【真の強者】達から伝えられても居る。

 それは疑いようのない事実だ。

 本来であれば、【真の強者】達、自らが調査に当たっても良い所だ。 

 だが、悪戯に【真の強者】達の力を示すのはこの世のバランスを崩す事にもなる。

 だから、僕達が代理で調査しているんだ。

 それに対して文句でもあるのか?」

『俺達が【真の強者】達に対して、心底恐怖を抱いている事が解っていながら、その名前を出すところが気に入らん。

 権力を笠に着ている様な気がするのじゃ。

 お前は役人か?

 いけ好かぬ』

「役人は僕も嫌いだ。

 お役所仕事ってのが好きじゃない。

 だから、僕は役人として来ている訳じゃない。

 間違っている事を正すつもりで来ている」

『物は言いようじゃな。

 【真の強者】の犬が』

「・・・」

 と言う話になった。

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