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第二十八章60 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)2】60/序列11席4

 【芳一】と【オンリス】は、【ブクィミディエス】との雑談を続けていた。

 【ブクィミディエス】は悪党には違いないが、他の悪党とは少し違う。

 自分の考えを持っていて、それを対話で話そうとしている。

 だから、議論をする余地がある。

 【芳一】はそう、考えていた。

 【ブクィミディエス】は、

『ふひひひひ・・・

 ワシの事を知りたいのじゃろ?

 だったら、雑談で、調査するのも1つの手じゃぞ。

 お前さん達に会話からその存在のひととなりを見極める力があればの話じゃがな。

 雑談の中にも、事件を解決するヒントと言うのはある。

 その存在の話の中に、その存在が持っている特性が出るんじゃ。

 解るか?

 人生経験と言うやつが出るんじゃよ。

 例えば、その存在は、物を盗む事が悪いと思って居ると会話にも物を盗むのが悪い事が出てくるが、物を盗む事が悪いと思って居なければ、物を盗む事が大したことでは無いと言う表現になる。

 その存在が生きてきた過程が、会話に入ってくると言うことじゃ』

 と言った。

 【オンリス】は、

『確かに貴方の言うことは一理あります。

 【芳一さん】、ここは1つ、この方の提案に乗るというのはどうでしょう?

 確かにこの方の言うように、会話から解る事もあります。

 私は悪い話ではないと思いますが?』

 と言った。

 【芳一】は、

『・・・そうだね。

 今までの【贄喰威】には悪意というものが前面に出ていた。

 だけど、【ブクィミディエス】にはそれがない。

 まず、話をしたい。

 そう感じるものがある。

 試しに会話をしてみるのも1つの手だな。

 うん、解った。

 会話で探りを入れてみよう。

 その意見には同意するよ』

 と言い、【芳一】と【オンリス】は【ブクィミディエス】に対して雑談で捜査する事にしたのだった。

 【ブクィミディエス】は、

『雑談と言うことは事件とは関係ないと思える話も出来ると考えて良いのじゃな?』

 と聞いた。

 【芳一】は、

「まぁ・・・

 雑談だからな・・・」

 と言った。

 何か今までと勝手が違ってやりづらいなとちょっと感じる【芳一】だった。

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