第二十八章58 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)2】58/序列11席2
今回の調査対象である【贄喰威】の序列11位、【異様魔導主ブクィミディエス】とは如何なる悪党か?
簡単に説明すれば、【異形】を作り出す【魔導師】となる。
それまで普通に生きてきた普通の存在達に対して、突然、拉致し、人体実験をして、【異形】に変える。
その実験結果を元に自分の力をアップさせる。
そう言ったイカれた特徴を持つ男である。
【ブクィミディエス】は、
『ふひひひひ・・・
よく来たねぇ・・・
ワシが【異様魔導主ブクィミディエス】じゃ』
と言った。
【芳一】は、
「自分で【異様】と名乗るって事はおかしいって自覚はあるんだ?」
と言った。
『そりゃそうじゃ。
ふひひひひ・・・
それはワシ自らが名づけた名じゃからな』
「何で?」
『ワシにとって変わっていると言う事は褒め言葉じゃ。
お前さんは違うのかい?
誰かと一緒。
誰かと同じ。
誰かと同一。
誰かと被る。
誰かと似ている。
誰かと酷似。
誰かの真似。
誰かをリスペクト。
どれも虫酸が走る言葉じゃ。
ワシにとって個性とは絶対じゃ。
お前さんはどうなんじゃ?』
「・・・その事については・・・
否定はしない・・・
僕も気持ちはわかるから・・・
だからと言って他者を異形に変えるなんて事に同意は出来ない」
『ワシは、個性を与えてやっているんじゃよ。
まぁ、気に入ったのはワシ自身にも還元させてもらっとるがな』
「あんたと理解しあえるとは思ってない。
それよりあんたのしのぎを言え。
こっちも仕事で来て居るんだ」
『そうか、そうか。
まぁ、もう少し雑談をしようじゃないか。
年寄りの我が儘にもう少し付き合ってくれても良いんじゃないか?
お前さんはまだ若い。
ワシの話で参考に・・・』
「・・・」
と言う話になった。




