第二十八章45 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)2】45/序列13席3
【芳一】は、【クォレクトゥア】の調査を開始した。
【芳一】は、
「お前のしのぎを言え」
と言った。
【クォレクトゥア】は、
『その前に私のコレクションを紹介させてください。
私の遺体コレクション。
そんじょそこらのコレクションとは一線を画するものですよ。
貴方は宇宙の事を知らないでしょうから、それらの遺体が如何に凄いものかを解説させていただきますよ』
と言った。
「そんなふざけたコレクションを見せてどうしようってんだ。
死体遺棄で捕まえろって事か?」
『いえいえ、私の城は治外法権区域ですよ。
そのエリアにある限り、【死体遺棄】では罪にならない。
そう言う場所に【遺体】をコレクションしております。
そのため、その場所での【遺体公開】には何の違法性も無いのです。
私は集めた遺体をこの場所に運ぶ事で、遺体をそのまま保持出来て居るのですよ』
「そんな場所あるのか?」
『あるのですよ。
【因果事象の場】と呼ばれる場所です。
その場所に運ばれた【遺体】はその場に定着します。
それを移動させると言う事は新たな災害を生むことになりますから、移動する事がほぼ不可能になります。
よって、そこに遺体がある事は法的に認められると言う事になります。
脱法とか言わないでくださいよ。
これは宇宙法で認められた正式な法律です。
ここから移動出来れば、私の罪になりますが、ここにある限り、私の遺体は罪には問われないのです。
ご理解いただけますか?』
「いただける訳無いだろうが。
法の網をくぐっただけの外道のやることだろうが」
『外道・・・ですか?
ずいぶんな言われようですね。
私はただ、遺体を愛しているだけなのですけどね。
死んだらどうせ動かないのですから、それを補修し、固めて動かない様にする事の何がいけないんですか?』
「死者にも尊厳ってものがあるんだよ。
何が【死のコレクター】だ。
不愉快だ」
『他者の趣味を否定するのですか?
人にはそれぞれ趣味趣向というものがあります。
貴方は貴方の趣味を否定されたら面白くないでしょ?
それを私に求めるのですか?』
「倫理観ってものがあるんだよ。
やっちゃいけない事ってのがあるんだ」
『意見の相違ですね。
これ以上は平行線です。
話題を変えましょう』
と言う話から始まった。




