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第二十八章38 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)2】38/序列14席3

 【ディエル】の調査は続いている。

 【芳一】は、

「それ以外に何かないか?」

 と聞いた。

 【ディエル】は、

『俺は依頼されれば報酬次第で、どんなことでも引き受ける。

 例え恩があろうが無かろうが、金さえもらえば裏切る事にためらいは一切無い。

 俺はそう言う思考で生まれた。

 俺を生み出した【超魔導師】は、俺を生んだと言う恩があったが、俺は金のために殺した。

 それに対して後悔はない。

 お前達の常識で言えば、恩を仇で返したと言う事になるだろうが、俺にとっての正義は依頼だ。

 契約が成立すれば、どんな事でも引き受ける。

 どう言う訳かそれだと余り信用されない。

 それがどう言う事かは良く解らないが・・・』

 と言いかける途中で、【芳一】が

「当たり前だ。

 金次第では平気で相手を裏切ると宣言している様なものだ。

 いつ裏切られるか解らない様な相手を信用出来る訳がない」

 とツッコんだ。

『それは俺には理解出来ない。

 俺はより多く報酬を支払う者との契約を大事にする様に作られた。

 それはそう言う存在だ。

 俺の存在意義を否定される様な事を言われてもどうしようも無い』

「その考えだと金を持っている奴に従うと言うことになる。

 だが、確かに、そう作られたお前を否定する事はこっちのエゴだ。

 お前はそう作られたのだから、今更それを否定する事は出来ないだろう。

 だが、信用出来ないのは変わらない。

 お前は平気で裏切る。

 そう言う存在なのだから。

 だが、お前は正直だ。

 それだけは認めよう。

 お前は小細工を使わない。

 あくまでも自分の意思に正直だ。

 それは理解出来る。

 そこだけでも信じようじゃないか。

 質問を続ける」

『かまわない。

 俺は俺の解る範囲で何でも答える。

 質問を続けろ』

 と話した。

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