第二十八章19 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)2】19/序列17席5
【クィンキ】は再度、
『何をしたぁっ、【唯野 芳一】ぃぃぃっ』
と怒鳴った。
自分のコレクションが2振りとも破壊されたので怒っているのだ。
【芳一】は、
「いっちょまえに解説して欲しいのか?
罠にはめようとして手痛いしっぺ返しをもらった、【クィンキさん】よぉ~?」
と言った。
『こっちの剣が砕ける訳がない。
何をしたぁ~、お前』
「何をしたと言うのはこっちの台詞だろ。
お前、僕を殺そうとしたろ。
この2振りの剣の解析は終わっている。
お前のが【絶対勝者の剣】、
僕に渡したのが【絶対敗者の剣】だな。
この2振りで勝負した時、【絶対勝者の剣】を持つ者が勝つと言う超呪が込められたアイテムだ。
僕はそれなりに対処すると宣言していたはずだ。
だから、対になっている2振りの属性の質を変化させた。
勝者と敗者という関係性をお互い相殺しあう関係性に変えた。
だから、2振りが合わさった時、破壊しあった。
それだけの事だ」
『べ、弁償しろ。
高かったんだぞ、この2振りは』
「どの口が言うんだ?
ここまで解析されて開き直るつもりか?
当然、お前の負担だ。
僕の知ったことか。
自分で勝手に直せ。
図々しいにも程がある。
因縁をふっかけるつもりなら敵対行為と見なし排除する。
ずいぶん、舐めた真似してくれたな。
どう落とし前付けるつもりだ?
僕は怒っている。
手合わせはやり直しだ。
罠にかけたきゃ、またかけてみろ。
解呪して破壊するだけだ。
お前のコレクション。
全部壊しても良いんだぞ」
『ふざけるなっ。
やり直しだ。
もう一度だ』
「懲りねぇバカだな、お前」
と言うやりとりがあった。




