第二十八章18 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)2】18/序列17席4
【クィンキ】は、
《かかった。
こっちの剣とお前に与えた剣は、2振りで1つの【禁断道具】なんだよ。
こっちは【絶対勝者の剣】、
そっちは【絶対敗者の剣】、
つまり、この2振りで勝負する限り、【絶対勝者の剣】を使った方が【絶対敗者の剣】を使った方に勝てるとされる【超呪禁忌道具】だ。
このペアでやる限り俺に負けはない。
そして生かすも殺すも俺の匙加減しだいだ。
後は、事故を装って・・・》
と思った時、【芳一】は、
「事故を装って僕を殺すか?」
と言った。
【クィンキ】は、
『何のことかな?
それより手合わせの準備は良いか』
と言って【絶対勝者の剣】を構える。
【芳一】は、
「かまわない。
こちらとしては、手合わせ前に何かすれば、お前が抗議するのは解っているから手合わせ中に行うだけだ」
と言った。
【クィンキ】は、
『では始めよう。
覚悟するが良い』
と言って襲いかかった。
【芳一】は攻撃を避ける。
だが、【クィンキ】の斬撃は、この男の剣の軌道とは明後日の方向に居る【芳一】に届いていた。
【クィンキ】は、
『浅かったか。
だが、次はこうはいかん』
と言って追撃する。
【芳一】は、
「やはりな。
そんなこったろうと思った。
【アンサー・クリエイト】/【異能分解】/【異能解析】/【異能再構築】。
これでこうだっ」
と言って、【クィンキ】の【絶対勝者の剣】と【芳一】の【絶対敗者の剣】の刃が交わったと思うと、
パキィ・・・ン
と音がして、2つの剣が粉々に割れた。
【クィンキ】は、
『んなっ・・・
何をした?』
と叫んだ。
【芳一】は、
「ふんっ」
と鼻息を荒くした。




