第二十八章13 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)2】13/序列18席6
序盤のマウントの取り合いは【芳一】に軍配が上がった様だ。
【ヴォス】は、
『お前、嫌いだど』
と言って後ずさりした。
【芳一】は、
「お前は実力主義の様だから、最初に力の差を見せてやったまでだ。
調査はこれからだ。
お前のシノギを言え。
お前も悪党らしく、ろくでもない事をやっているのだろう。
包み隠さず吐け。
また、火傷したく無かったらな」
と言った。
『解ったど。
おでのシノギは運を喰らう事だど。
運が良くなれば勝手に金が湧いてくるど。
だからおでは運が良い奴をみつけては運を喰らうだど。
だけど殺しはしないど。
殺したらそれで終わりだど。
でも、殺さなかったら奪った奴はまた運が良くなるだど。
そしたらまた奪ってやるだど。
お前達の世界で言えば【持続可能な開発目標】だど。
おでは環境にも優しいことをしているだど』
「バカも休み休み言え。
何が【持続可能な開発目標/SDGs】だ。
お前のやっている事は立派な搾取。
強奪だ。
それにここには血の臭いや死臭が漂っている。
お前、さっきも人殺してるな」
『おでは殺してないど。
勝手に転んで勝手にくたばったんだど』
「お前が運を根こそぎ奪ったからだろ?
そう言うのを殺したと言うんだバカが」
『バカじゃないだど。
直接殺してないだど』
「直接だろうが間接だろうが殺してれば一緒なんだよ。
また、運試しでもするか?
今度はもっときついのにしてやるよ。
さっきのが生やさしいくらいの」
『や、止めるど。
お前、性格悪いど』
「お前らに付き合っていると荒んでくるんだよ」
と言うやりとりがあった。




