第二十八章11 【アンサー・クリエイト/贄喰威(にくい)2】11/序列18席4
【芳一】は、
「じゃあ、やる前に解説してやろう。
まず、お前の運についてだ。
運とは何か?
それは行動した事によってそれが自分にとって良い結果になるか悪い結果になるかで決まる事だ。
運を良くする方法はいくつもある。
代表的な例は例えば、【未来】へ行って過去へ戻る事だ。
これは未来でその行動の結果を知り、悪い結果が出た場合はその行動を回避する事で本来の歴史より運が良くなると言う考え方だ。
【未来】に行かなくても数秒未来が見えるだけで行動も変えられる。
これらは先を知る事で回避する方法だ。
もちろん、これだけじゃない。
例えば、虫の知らせというのもある。
何となく、胸騒ぎがして行ってみると何かあるという気配を知る方法。
他の例もある。
運が良いポイントに行くと言う方法だ。
自分にとって運が良くなると解っているポイントに行くことによって必然的に運を良くすると言う方法だ。
この様に、運ってのは一口では言い表せない様な細分化して考えることが出来る。
つまり、お前の運の質を知ることによって、それを組み替えたり分解したりする事も可能ということだ。
運が良いにも色々あるだろ。
お前にとっての運の良さで考えればお金を拾った事にでもしようか?
いくつか箱が無造作に置いてあり、全てに鍵が掛かっている。
箱を開ける鍵は1つだけで、他は開かない事になっている。
お前が運で箱を開けられたと仮定する。
ある箱を選んだ時は100円が入っていた。
ある箱を選んだ時は10000円だ。
別の箱を選んだ時は1000000円だ。
更に別の箱を選んだ時は爆弾だ。
ダメージを負うのは爆弾だけで、後は全部運が良いと言うことになる。
つまり運の良さにも程度が存在する。
こうやって、分解して考えて行けば、お前の運の良さも組み替える事が出来るって話だ。
言っている意味解るか?」
と言った。
【ヴォス】は、
『む、難しい事言って誤魔化してるど。
おでには解る。
お前はおでの運をいじれない。
そうに、決まっているど』
と言う。
【芳一】は、
「じゃあ、やってやるよ」
と不敵に笑った。




