12月27日 おもちつき
「雨水さん、たらいの用意お願いしますね」
物音が聞こえて目が覚めると、おばあちゃんとおじいちゃんが忙しそうだ。
「おばあちゃん、おじいちゃんおはよう。何かあるの?」
「おはよう、喜雨。うるさかったかしら、ごめんなさいね」
「大丈夫、もう起きようとしていたから」
「おはよう、きう、わかばちゃん。今日はお餅つきかの」
「お餅つきの準備?」
「そうよ、今日にしないと日がないからね。良かったらお手伝いお願いしても良いかしら」
「うん、ちょっと顔洗ったりしてきていい?」
「大丈夫よ、ありがとう」
「お餅つきって言うけど、機械でやるんだね」
「さすがに2人でするには大変だからね、昔は臼と杵でやってたみたいだけどね、もうすぐできるから待ってね」
ブーと大きな機械音がなると、慣れた様子で湯気が登るお餅をたらいの上に乗せた。
「小さくして渡すから平たく作ってね」
手のひらに乗るくらいの大きさで渡されたけど、熱くてなかなか持てない。
「熱々じゃ」
「早くしないと固まるから手早く」
「おじいちゃんすごいね」
おじいちゃんとおばあちゃんは素早く餅を丸く、平たくし始める。
俺と漱印は形が歪になってしまった。




