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11月30日 よみち

「最近は暗くなるのが早いの」

「もう冬だからね」

「適当な返事じゃの」

「表情と言葉合ってないと思うけど」

思わず睨みつけると今度は笑い声を上げた。

「すまぬ、前のお主なら無視すると思っての」

成長したのうとしみじみと呟く漱印から目を逸らした。


「こんばんは」

「小夜ちゃんこんばんは」

「テスト勉強の気分転換にね」

「勉強は大事じゃが...日が早く沈むようになったからの、あまり遠くまで行かない方が良いと思うぞ」

「それはごめんなさい」

「そろそろ神社が閉まるからの、お主小夜ちゃんを送ってはどうじゃ」

思わぬ提案に香取さんの方を向いた。

でも一理あるな

「少し待たせてしまいますけど、良いですか」

「そんな悪いですよ」


俺と香取さんの攻防戦はおばあちゃんが来るまで続いた。

結局おばあちゃんが1品買ってきて欲しいと言いお小遣いを貰って香取さんのお店に行くという形で送ることになった。

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