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4月22日 そうぐう

ちゃりーん


今日もお賽銭の音が聞こえる。

─お母さんが早く帰ってきますように─


「今日もおるか」

お前もいるのか。

「わし、この神社で崇められとるからのう、知らんかったか?」

知らなかった。


えぇと項垂れてる姿を横目に参拝者の帰る姿を見る。


「わし、漱印というのじゃ。」


...え


いつの間にか漱印が参拝者の所まで移動している。


「えーと...こんにちは。迷子かな...」

─誰この子、お母さん何処にいるんだろ─


「わしはここの子じゃ、してお主の名は」

「私の名前は小夜さよえーと...」

「ふむふむ、良い名じゃのう...さっちゃんはどうして毎日神社に来るのかのう」

─さっちゃん...何この子─

「まあなんとなく...かな」

─入院してるお母さんが早く帰れますようになんて言えないよね─

「ふむ...急にすまんな、それじゃあのう」


手を振ってこっちに来る漱印に唖然とする。


「入院か...入院ってなんじゃ」

入院って知らないのか…事故か病気で病院にいることだよ

「そうか...早く家に帰れると良いな」

...そういうの直せないのか

「わしは雨しか操れんからのう、怪我や病は専門外なのじゃ」

融通がきかないのか...神なのに


そんなこと思いながら隣を見ると頬を膨らませ目で訴える漱印がいた。

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