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9月22日 しゅうぶんのひ

そういえば今日秋分の日か...

「ふむ、秋分の日なのかの、本格的に秋になっていくのう...」

「今日から日が沈むのが早くなるんだな」

「そうなのか?まあ秋になれば夜の時間が長くなるのは当たり前じゃないかの?」

「知らないの、春分の日と秋分の日は昼と夜がちょうど半分になる日になるんだよ」

「知らぬ、どうしてなのじゃ」

それはどうしてか忘れた...でもそれすら知らないんだ

「む、お主馬鹿にしてるじゃろ」

頬を膨らませて不貞腐れている。

「わしを馬鹿にする前に原理を知らねば学びに繋がらぬぞ」

指を差してもっともな意見を言うけど、全然説得力が無いな

それから神社を閉めるまでへそを曲げたままだった。


「漱印、そろそろ機嫌直してよ」

「別にわし機嫌悪くないぞ」

そう言ってるけどずっと顔を背けられている。

どうしたものか...

「どうしたの?」

「その...秋分の日がどうして昼と夜が半分ずつなのか知らないってのでちょっとね...おばあちゃん知ってる?」

「それはね、太陽が真東に昇って真西に沈むからよ」

「若葉ちゃんは物知りじゃのう、誰かさんと違って」

悪かったよ...

漱印はふふんと嗤っていた。

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