表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/207

9月10日 かぜ

喉が痛いな...

少しぼんやりしながら朝食を食べていると

「お主、顔が赤いぞ。大丈夫か」

心配そうに見てくる漱印。

「大丈夫、少しぼんやりするけど」

「喜雨、具合悪い?熱測ろうね」

体温計で測ってみると38度だった。

「学校行って上がったら大変ね...今日は安静にしてね、学校に連絡してくるわね。」

そう言っておばあちゃんは居間に向かった。

「体が火照る以外に何か不調はあるか?そういえばぼんやりすると言ってたのう...」

「んーあと喉がちょっと痛いかな」

「そうか...受付はわしがやるから大丈夫じゃが...病は直せぬのじゃ...」

しょんぼりとする漱印の頭がいつもよりも小さく思えた。

「どうしたのじゃ」

何故か漱印の頭を撫でていた。

「さあ、どうしてか分からないけどそこに頭があったからかな」

無心に頭を撫でているとおばあちゃんが帰ってきた。

「あら、喜雨ご飯食べづらかったかしら。お味噌汁だけでも食べようね、お米はおにぎりにするから大丈夫だからね」

お味噌汁だけ置いて他のものを台所へ持っていった。

少し申し訳ない気持ちがあるけど、甘えようか...

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ