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9月1日 ざんしょ
「もうすぐ9月なのにまだ暑いのう...いっそ雨降らせようか...」
机に伏せてなにやら文句を言っている漱印。
最近9月でも暑いのは当たり前だと思うが...
「そうなのかの、うーむそう言うものか...」
今度は9月が暑いのは当たり前ということを考え始めた。
「どうして9月は暑いのが当たり前なのじゃ、9月は秋じゃろ。少しくらい暑さが和らぐはずじゃ。」
そんなこと言われても...
「最近暑いのは地球温暖化のせいとか言われてる、俺も詳しくは知らないけど」
「ちきゅうおんだんか...そうか、変わったのう...」
「何時からか知らないけど、秋になったなら涼しくなってほしいな」
「うむ...少なくとも50年ほど前はここまで暑くなかったのう...そのちきゅうおんだんかとやらが無くなればもう少し過ごしやすくなるのかのう...」
そんな簡単な物じゃないけどな...
漱印の呟きに何も返せなかった。
「暑いけどね、こうやって涼しむ方法はあるから残暑を乗り切ろうね」
おばあちゃんが氷の入った麦茶を持ってきた。
麦茶はカランと涼し気な音を鳴らした。




