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7月9日 ずつう

「きう!きうだろ!」

なんでいるんだよ

いつも通り漱印の話を流しながら宿題進めようとしていたのに…なんでお前がいるんだ

「む、お主の友かのう…水臭いぞ」

「きうって弟いたのか、こんにちは!」

「ほう、礼儀正しいのう、こんにちは」

煩い者同士仲良くならないでほしい…

そもそも友達なのか?

「お主、友と思っておらんのか…いい子そうじゃのう」

ぼそりと呟いていた漱印の首を掴み奥へ向かった。


「何をするのじゃ」

「何ってこっちのセリフ。何盛り上がってるの」

「何って…さてはお主寂しかったのか。仕方ないのう、学校の話をすれば良いじゃろ」

もっとめんどくさいことになるだろ…

「そんなに話す相手じゃないから話せないよ」

「向こうは友と言って否定せんかった。心を読めば良いではないか」

知らぬ間にできなくなったと言いたいが別に人の心を読みたくない。

「できなくなった?そういえば仲違いした時に力を与えぬようにしておった、ほれ」

ほれと言われてもと思いつつ、アイツの方を見ると─きうと弟さん?遅いな、まだかな─

キョロキョロと周りを見回すアイツの上に文字が浮かび上がっていた。

なぜだか頭が痛くなってきた。

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