表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/206

6月9日 えんにち

賑やかだな…


肘をつきながら縁日にきたお客さんを眺める。

夏祭りもあるのに6月の中くらいに縁日がある。


雨が降らなくて良かったのかもな


ばんやり空を見上げると、漱印が顔を覗かせていた。

急な顔面にひっと情けない声が漏れた。

「急になんだよ、ビックリするだろ」

「店番今日はないんじゃなかったかの、せっかくの縁日じゃ。楽しもうぞ」


あまり気乗りしない。そもそも人が多い場所が苦手だ…

「そうなのか…じゃあ小夜ちゃんと一緒はどうじゃ」

…余計ハードルが高くなった気がする。漱印じゃだめなのか

「わしは駄目じゃ、面白くない」

何故か断言される、そもそも香取さんが来るか怪しい…

「そろそろ来るはず…」

辺りをキョロキョロと見回す漱印…いるわけないだろ。

ふと自分も見回すと目を見開いた。

「見つけたようじゃの、ならば行ってこい」

押し出されて香取さんの目の前に躍り出た。


「こんばんは」

「こんばんは…」

若干引かれてる気がする…

「あの、一緒に縁日回りませんか?」

「え、あいいですよ。」

どこか小っ恥ずかしい気になる。漱印になにか買っていくかと意味がわからないことをずっと考え続けた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ