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10月5日 ひろしま

「あら喜雨。鶴ですか」

「そう。千羽鶴送るために1人20羽ノルマなんだよ」

「そういえば修学旅行広島ですね」

「そういえばおばあちゃんの家って広島だよね」

「そうですね…色々ありましたけど、おじいさんの所に嫁いで幸せですよ」

話を濁した方がいいと思っていたけど杞憂みたいだ

「原爆ドームだけじゃなくて厳島神社にも行くよ」

「宮島ね、鹿さんがいっぱい居ますよ。」

「ちょうど紅葉の季節だから、より雅な景色になりそうだね」

「是非とも山に登ってほしいですけど集団行動か時間気待ってますよね」

少し残念そうな顔をしたように感じる。

「そうだね…山は登れないけど、その分厳島神社とかお土産とか沢山持って帰るから」

「せっかくの修学旅行ですからね。それではお土産楽しみにしてますね、そろそろ晩御飯の準備してきますね」

「おばあちゃん、広島楽しんでくるからね」

「存分に楽しんでください」

そう言って戸を閉めていく姿を見送った。

改めて気持ちを込め、再び鶴を折り始めた。

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