5月19日 おつかい
「きーくん、醤油買ってきてくれるかしら。お小遣いあげるからそれで欲しい物買っていいからね」
おばあちゃんから1000円を受け取った。
「おつかいか、わしも行く」
漱印は来なくてもいいのに…
「迷子になったら困るじゃろ」
何を言っても付いてきそうだ。
大人しく財布とトートバッグを持って軽装に着替える。
「行ってきます。」
─暖かいな─
─じゃがいもと人参、玉ねぎあったっけ─
─明日学校か…─
目バグったか…
「わしがいるから見えとるようじゃのう」
見てはいけないような気がして下を向く。
─重たいのう…─
重そうな荷物を持つ老人が目に入った。
「お手伝いしましょうか」
いつの間にか漱印が話しかけている。
「優しい子じゃのう、でも重たい荷物じゃしありがとうね」
「そうなのか…お兄ちゃん手伝ってあげて」
「…おばあさん、どこまで持っていくんですか」
「いいのかい、この先真っ直ぐ行った所が家だからお願いします。」
荷物を受け取ると、思っていたよりもずっしり来る。
家まで持っていくとお礼にせんべいを貰った。
「良いことすると気分が良いのう」
にっこりしやがって…
「でも良いじゃろ、おつかいじゃからの」
…早く醤油買って帰るか、足早にスーパーに向かった。




